[東京 9日 ロイター] - きょうの東京株式市場で、日経平均株価は反発が想定されている。前日の米国株市場では、追加経済対策への期待からダウ工業株30種が上昇、日本株市場でも買いが先行する見通しだ。ただ、米金利上昇を嫌気し、グロース株売り・バリュー株買いが進む中、指数寄与度の高い半導体関連株の下落が相場の重しになる可能性も指摘されている。
日経平均の予想レンジは2万8700円─2万9000円。
8日の米国株市場では、ダウが上昇。1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス追加経済対策法案の最終的な議会採決を週内に控え、経済再開による恩恵を受けるとみられる銘柄が上げを主導した。一方、米長期金利が上昇する中、大型テクノロジー関連株が売り込まれ、ナスダック総合が2月12日に付けた終値での最高値を約10.5%下回った。[nL4N2L641G]
きょうの日本株市場では反発が想定されており、2万9000円を意識した動きになるとみられている。ただ、市場からは「米長期金利の上昇を警戒して米国株市場でハイテク株が売られたことから、日本株市場でも指数寄与度の高い半導体関連株は軟調に推移しそうだ。日経平均の寄与度が高いだけに、相場の重しとなる可能性が高い」(三井住友DSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト、市川雅浩氏)との声も出ている。
また、今週12日にはメジャーSQ(特別清算指数)の算出が予定されているほか、来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を控えている。「重要イベントを前に、日経平均は上昇一服後、様子見ムードが広がり、方向感のない展開となりそうだ」(市川氏)という。
主なスケジュールでは、国内では1月毎月勤労統計(厚労省)、2月マネーストック(日銀)、2月工作機械受注が公表予定となっている。
前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値
日経平均 28743.25 30714.52 16358.19
-121.07 2021年2月16日 2020年3月19日
シカゴ日経平均先物3月限 28830(円建て)
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