Friday, March 19, 2021

NY円、小反発 1ドル=108円80~90銭で終了 ダウ平均やS&P500種の下落で - 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=横内理恵】19日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小反発し、前日比05銭円高・ドル安の1ドル=108円80~90銭で取引を終えた。米株式市場でダウ工業株30種平均などが下落し、低リスク通貨とされる円に買いが入った。米長期金利が上昇した場面で主要通貨に対するドル買いが広がり、円は売られる場面もあった。

ダウ平均や多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数が続落して終えた。19日には日銀が金融政策決定会合で、上場投資信託(ETF)の購入対象を東証株価指数(TOPIX)連動型に限定すると決めたのを受け、日経平均株価も大幅安となった。投資家のリスク回避姿勢が円の買いを誘った。

日銀は長期金利の許容変動幅も小幅に拡大し、ある程度の金利上昇を容認する姿勢を示した。市場でユーロなどに対して円が戻りを試す展開になりやすいとの観測があり、円の支えとなった。

円は売りが先行した。米連邦準備理事会(FRB)が19日朝、銀行の資本規制「補完的レバレッジ比率(SLR)」を緩和する特例措置を延長せず、予定通り3月末で終了すると発表した。これにより米銀の国債購入が減る可能性が高まり、米長期金利が一時1.74%に上昇し、日米金利差の拡大を手がかりに円が売られた。特例措置はコロナ禍に対応して昨年4月に導入した。国債と準備預金を自己資本比率を計算する際の分母から外すことを認め、米銀の国債買いにつながっていた。

この日の円の高値は108円78銭、安値は109円05銭だった。

円は対ユーロで続伸し、前日比10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=129円60~70銭で取引を終えた。新型コロナウイルスの変異種の感染が広がるフランスやイタリアで外出制限を強化する動きが広がっている。欧州ではコロナワクチンの普及も遅く、ユーロ圏の景気回復に時間がかかるとの見方が強まった。日銀の政策修正も円買い・ユーロ売りを誘った。

ユーロは対ドルで続落し、前日比0.0010ドル安い1ユーロ=1.1900~10ドルで終えた。景気の回復が加速する米国と欧州の景況感格差が広がり、金利差が拡大するとの予想からユーロ売り・ドル買いが優勢だった。

ユーロの安値は1.1874ドル、高値は1.1912ドルだった。

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1 comment:

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