福家司
走行距離が100万キロを超えたことが話題になった高松市の鉄道カメラマン、坪内政美さん(48)の愛車・日産セドリックのエンジン(2500cc)がついに力尽きた。同市の香川日産自動車で20日、古いエンジンが取り外された。近日中に新たな中古エンジンが装着される。
坪内さんの車は今年1月、走行100万キロを達成し、香川日産から感謝状が贈られた。購入から16年余り、エンジンは一度も換えていなかった。3月に石川県・能登半島に撮影に出かけ、現地で故障。自力で何とか高松に戻ったが、調べた結果、エンジンが故障し、修理も困難とわかり、交換が決まった。
この日、長年この車の修理を手がけてきた整備スタッフの中島明巳さん(62)と後輩の工藤竜典さん(27)がジャッキで車を持ち上げ、あらかじめ配管などを切り離しておいたエンジンを取り外した。約103万キロを走ったエンジンは日産が引き取り、研究用に活用されるという。
坪内さんは「100万キロを達成した直後に(エンジンが)壊れるとは、車が意志を持っているとしか思えない。本当によく走ってくれた。おつかれさまとしか言いようがない」と話した。新たなエンジンは約6万キロ走行した同型車のものという。(福家司)
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