豊田自動織機は、フォークリフト用のエンジンをめぐる不正問題で、リコールなどに必要な費用として207億円の損失を昨年度の決算に計上したことを明らかにしました。
また、経営体制の若返りを図るためとして、大西朗社長が、代表権のある副会長となり、新しい社長に、経営役員の伊藤浩一氏が昇格する人事も発表しました。
豊田自動織機は、フォークリフト用のエンジンの排出ガス性能に関する耐久試験で別の試験の測定値を使うなどの不正があったことを明らかにし、今月、該当するエンジンを搭載したフォークリフトなどのリコールを国土交通省に届け出ました。
これについて、豊田自動織機は、きょう開いた記者会見で、リコールや取引先への補償に必要な費用などとして、昨年度の決算に、207億円の損失を計上したことを明らかにしました。
この問題では、国土交通省が会社に立ち入り検査を行い、フォークリフト用のエンジンの生産に必要な認証を取り消す処分を行っています。
記者会見で大西朗社長は、「ご迷惑をおかけし、改めておわび申し上げる。今後、調査委員会の結果も出るので、真摯に取り組んでいく」と述べました。
また、経営体制の若返りを図るためとして、大西社長が代表権のある副会長となり、新しい社長に、経営役員の伊藤浩一氏が昇格する人事も発表しました。
伊藤氏は、「もう一度社内のコンプライアンスや法規に関する体制を見直していきたい」と述べました。
この人事は、ことし6月の株主総会後の取締役会で正式に決定します。
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