Saturday, April 15, 2023

「ロータリーエンジンをあきらめない」、マツダ専務の青山氏 - ITpro

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 マツダは2023年4月14日、ロータリーエンジン(以下、ロータリー)を発電に使うプラグインハイブリッド車(PHEV)「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」の欧州仕様車を、自動車関連の展示会「AUTOMOBILE COUNCIL 2023」(2023年4月14~16日、幕張メッセ)において日本で初公開した(図1)。

MX-30 e-SKYACTIV R-EV

図1 ロータリーを発電に使う「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」

(写真:日経Automotive)

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 1967年にマツダが量産に成功したロータリーは同社を象徴する技術であり、半世紀以上にわたって同エンジンの可能性の追求と、新しい価値への挑戦を続けてきた。今回のPHEVはその取り組みの第1弾となる。同車の発電用エンジンとして、ロータリーを復活させた。

 同日に展示会場で開いたプレスカンファレンスで、マツダ取締役専務執行役員の青山裕大氏は、「ロータリーには新たな可能性がある。ロータリーをあきらめたくない。今後もロータリーを作り続けたい」と力を込めた(図2)。ロータリーを発電に使うPHEVは日本にも投入する計画で、「近く日本への投入計画などを発表する予定」(同社)である。

青山裕大氏

図2 マツダ取締役専務執行役員の青山裕大氏

(写真:日経Automotive)

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 今回のMX-30 e-SKYACTIV R-EVは、シリーズ式ハイブリッド機構を搭載した。ロータリーは発電だけに使い、モーターで走行する。発電用に新開発した小型のロータリーをモーターや発電機と同じ軸上に配置して、フロントフード下(モータールーム)に搭載する。モーターと発電機、ロータリーを同軸上に配置することで、パワートレーンを小型化した(図3)。

パワートレーンのカットモデル

図3 パワートレーンのカットモデル

上にあるPCM(パワートレーン・コントロール・モジュール)にはインバーターも内蔵する。(写真:日経Automotive)

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