角詠之
トヨタ自動車グループでフォークリフト世界最大手の豊田自動織機がエンジンの劣化耐久試験で不正をしていた問題で、国土交通省は26日、道路運送車両法に基づき、主にフォークリフト用のディーゼルエンジン2機種について、「型式指定」を取り消した。
型式指定は車両の性能を担保するもので、大量生産の前提となる。国交省によると、2機種は排ガス性能の劣化耐久試験で一部のデータが改ざんされ、不正に型式指定を取得していた。基準の約4倍の有害物質が算出される計算になるという。同様に不正が確認されたガソリンエンジンについては調査中としている。
取り消しに先立ち、国交省は意見を聞く聴聞会を25日に開いたが、豊田自動織機側は出席せず、「意見はございません」などとする陳述書を提出していた。
これまで、2機種が搭載されたフォークリフトとショベルローダーは計7万台超販売されたが、豊田自動織機が国交省にリコール(回収・無償修理)を届け出ている。広報部の担当者は「厳粛に処分を受け止めています。全社をあげて再発防止に向けて取り組みます」と話した。(角詠之)
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からの記事と詳細 ( 豊田自動織機のエンジン2機種の「型式指定」を取り消し 国交省:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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