Friday, April 3, 2020

マツダ自慢の新世代エンジンを搭載する新型SUV「CX-30」。その走りをリポートする。 - webCG

コストパフォーマンスを考えると……

スカイアクティブXを積んだCX-30を山岳路に持ち込む。マニュアルギアボックスを生かして、3000rpm以上にエンジンを回してコンパクトSUVを走らせると、一皮むけてスポーティーな一面が顔をのぞかせる。なるほど、ディーゼルエンジンのレスポンスのよさと、ガソリンエンジンの伸びやかさが同居する。

1530㎏の車重に180PSだからバカっ速いわけではないし、パワーが劇的に盛り上がることもないけれど、SIで回る比率が上がるためか、素直にトップエンドまで回る爽快さがいい。若干、アンダーパワーを感じさせながら、だからこそパワーバンドを維持して走らせるところにスポーティーさが香る。

ペアを組む6MTもいい。シフトダウン時にではなく、アップ時に回転数を合わせてくれるありがたさはよくわからなかったが、見えないゲートが切られているかのような、いかにも精度が高いシフトフィールがうれしい。6枚のギアのうち何枚かは、スカイアクティブGのそれらと異なる歯数になっているのもぜいたくだ。

スカイアクティブX本来の訴求ポイントとは少々異なるところで喜んでいるドライバーだが、試乗車「X Lパッケージ 4WD」の価格が371万3600円からと知ると、称賛する気持ちも湿りがち。普通にCX-5が買える値段ですね。300kmほど走っての実燃費はリッター11km前後。酷な走りがたたって少々伸び悩んだか。スカイアクティブXの将来性はともかく、それを積んだCX-30に価格に見合った現世利益を求められるかというと、なかなか難しいんじゃないでしょうか。

つくってはみたものの。販売畑のマツダ関係者は頭を悩ませていることでしょう。クルマメディアの人間としては、自己着火型のガソリンエンジンを実用化したエンジニアの方たちに敬意を表しつつ、無責任に応援することしかできません。頑張れー!

(文=青木禎之/写真=三浦孝明/編集=関 顕也)

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