Saturday, June 27, 2020

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Bentley Mulsanne Speed 6.75 Edition by Mulliner

ベントレー ミュルザンヌ スピード 6.75 エディション by マリナー

最後から2番目の個体はアメリカへ

ベントレーのフラッグシップモデル「ミュルザンヌ」が間もなく生産終了を迎える。現在はフィナーレを飾る限定モデル「ミュルザンヌ スピード 6.75 エディション by マリナー」が製造ラインを流れており、ベントレーは最後から2番目の車両がラインオフする様子を公開した。

ミュルザンヌ スピード 6.75 エディション by マリナーは30台のみの限定モデル。最後から2番目の個体はタングステンカラーのボディにローズゴールドのアッパーを組み合わせたバイカラー仕様で、アメリカへとデリバリーされる。生産最後の車両についての仕様や仕向先は明らかにされていない。

ベントレー ミュルザンヌ スピード 6.75 エディション by マリナーのフロントイメージ

ミュルザンヌの生産は残すところあと1台。最後から2番目の個体は印象的な2トーン仕様で、クルー工場を出た後はアメリカの顧客へとデリバリーされる。

700人超が300万時間以上を費やして7300台超を生産

ベントレーの旗艦車として最高のクオリティが求められるミュルザンヌは、1台を作るのにおよそ400時間を費やしてきた。2010年の生産開始から現在までに、7300台を超えるミュルザンヌが英国クルーから送り出されている。

製造に携わったスタッフ数は700人超。累計で約300万時間のタクトタイムを刻んだ。打たれたスポット溶接はおよそ4200万点、内装のレザー仕上げひとつにも約100万時間をかけてきたという。ボディの磨きに9万時間、全車両の検査項目は400万点を優に超える。

ベントレー ミュルザンヌの製造工程イメージ

ここ英国クルーの工場で、700人超のスタッフにより合計300万時間以上をかけて7300台を超えるミュルザンヌが生産された。

ミュルザンヌからフライングスパーへ渡るバトン

ベントレー・モーターズの会長兼CEOのエイドリアン・ホールマークは語る。

「ミュルザンヌは、世界最高のラグジュアリーを作り続けてきたベントレーの100年間におけるひとつの到達点です。10年以上にわたりラインナップのトップに君臨したフラッグシップモデルは、真のアイコンとしてベントレー史に確かな足跡を刻みつけました。すべてのミュルザンヌに命を与えた数百のデザイナーやエンジニア、職人たちを心から誇りに思っています」

「そしていま、ベントレーは『ビヨンド100』戦略にもとづき、持続可能な未来のラグジュアリーモビリティを目指して足を踏み出しました。フラッグシップのバトンは、新しいフライングスパーへと手渡されたのです」

6.75リッターV型8気筒エンジン製造工程イメージ

量産開始から60年。ミュルザンヌがデビュー時から搭載してきた6.75リッターV型8気筒ユニットは、ミュルザンヌとともに役目を終える。

2005年にスタートしたプロジェクト

ミュルザンヌの開発は2005年にスタート。社内では「プロジェクト キンバリー」と呼ばれた新型車の姿は、2009年にアメリカのペブルビーチで初披露された。

6.75リッターのV8ツインターボエンジンは最高出力512ps、最大トルク1020Nmを発揮。スチール製モノコックにアルミニウム製のドア/フェンダー/ボンネットを組み合わせたボディに搭載された。

アルミニウム製パネル部分には「スーパーフォーミング」と呼ぶ高度な工法を採用し、繊細な曲線と鋭いエッジが共存する独自のシルエットを実現した。

ベントレー ミュルザンヌ スピードのフロント走行イメージ

最高出力を537ps、最大トルクを1100Nmまで高めたミュルザンヌ スピード。サスペンションやステアリングにも専用のセッティングを施した。

ドライビング重視のミュルザンヌ スピードも登場

2012年には「マリナー ドライビング スペシフィケーション」を導入。専用デザインの21インチアルミホイール、フライングBを象ったエアベント、ダイヤモンドキルトレザー、グラスサンルーフ、ドリンククーラーなどを採用していた。

最高出力を537ps、最大トルクを1100Nmまで高めたミュルザンヌ スピードは2015年に登場。スポーツサスペンションを装備するとともに、ステアリングも専用のセッティングを施してドライビング重視のモデルとして新しい一面を見せた。

2016年のジュネーヴ・ショーイメージ

2014年のジュネーヴ・ショーでは改良新型のミュルザンヌをお披露目。ファーストクラスのような後席空間を備えたロングホイールベースモデルも公開された。

ファーストクラス並の後席を積んだロングホイールベース仕様

2016年のジュネーヴ・ショーでは改良新型をお披露目している。主にAピラーより前方のスタイルを一新。フェンダーやボンネット、ラジエーターグリル、ライト、前後バンパーなどをアップデートすることで、より現代的なムードを高めている。

ホイールベースを250mmプラス(3266mmから3516mmへ)した「ミュルザンヌ エクステンデッド ホイールベース」も登場。延長分はすべてリヤシート空間の拡大に充てられた。後席は独立2座とし、レッグレスト、プライバシーカーテン、フォールディングタイプのテーブルなどを装備し、ファーストクラスを思わせる空間を作り出した。

ベントレー ミュルザンヌ スピード 6.75 エディション by マリナーのエアコンルーバー開閉レバーイメージ

伝説の6.75リッターV8エンジンのオマージュを随所に採用した「ベントレー ミュルザンヌ スピード 6.75 エディション by マリナー」。エアコンルーバーの開閉レバーはオイルキャップのデザインを取り入れた。

伝説の6.75リッターV8に捧げる讃歌

ひとつの時代の終わりを象徴するミュルザンヌ スピード 6.75 エディション by マリナーは、30台のみの生産となる。このモデルの生産終了とともに、量産開始から今年で60年を数えた6.75リッターV型8気筒エンジンも役目を終える。

ミュルザンヌ スピード 6.75 エディション by マリナーには伝説のエンジンに敬意を表すモチーフを随所に配置した。エアコンルーバーの開閉ノブにはオイルキャップのデザインを再現。時計、燃料計、油温計の文字盤にはエンジン設計図を用いたグラフィックを採用している。

ベントレー ミュルザンヌ スピード 6.75 エディション by マリナーのエンジンコンパートメントイメージ

エンジンコンパートメント内のプレートには、会長のエイドリアン・ホールマークのサインが記される。

ボンネット下部には、伝統的なシルバーの代わりにブラック仕上げとしたインテークマニホールドとエンジンのナンバープレートを設置。通常はエンジンを組み立てたスタッフ名があしらわれるプレートには、特別にエイドリアン・ホールマークCEO自身による署名が記されている。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で生産を一時中断していた英国クルー工場は、新しいルールのもとで稼働を再開。最後のミュルザンヌ、そして最後の6.75リッターV8は、スタッフが捧げる最大の感謝と敬意を乗せて、間もなくラインオフしようとしている。

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June 27, 2020 at 09:55AM
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