澤田純NTT社長らとの会食の事実を認めた谷脇康彦総務審議官が4日午後、参院予算委員会に出席した。谷脇氏は参院予算委で、3回の会食を認め「国民にさらなる疑念を抱かせることになり、深く反省し、おわび申し上げたい」と陳謝した。
谷脇総務審議官は会食の経緯について「2018年の1件目と2件目はNTTからそういうご案内があった。3回目は共通の知人で会合にも出席した民間の方から連絡があった」とし、2018年のNTTからの誘いについては「直接私が案内いただいたのではなく、私についている職員に宛ててだと思う」と説明した。
NTT社長らとの会食目的については「懇親と、情報通信関係全般の意見交換だった」と説明した。
また「出席者や金額は大臣官房で事実関係を確認している」「国家公務員倫理法に抵触するものがあったのか、なかったのかを大臣官房で精査している」と述べた。通信事業関係者との会食は他にもあったとも語った。
これに対し、共産党の田村智子氏は放送事業会社「東北新社」以外からの違法接待を否定してきた谷脇総務審議官の答弁について「報道を読めば明らかに倫理規定に反する接待と言わざるをえない。虚偽答弁だったのでは」と指摘した。谷脇氏は「今回の会食3件では先方の申し出に応じて提示された金額を負担した。倫理法には抵触しないものと認識し、大臣官房には報告しなかった」と述べた。
菅義偉首相は谷脇総務審議官について、職務を続けさせるかどうかを問われ「今はまだ調査している段階だ」と述べるにとどめた。
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