集計の結果、2020年に最も引用された企業は、1位 栗田工業、2位 JFEエンジニアリング、3位 オルガノとなりました。
1位 栗田工業の最も引用された特許は「低い操作圧で効率よく膜分離を行い、低エネルギー量で高濃度の濃縮液を得られる膜分離方法および装置」に関する技術で、東洋紡の5件の審査過程で引用されています。このほか「重金属錯体含有排液の処理方法」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、東ソーの「ニッケル含有水溶液の浄化方法」の4件の拒絶理由として引用されています。
2020年に、栗田工業の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はオルガノ(31件)、次いで住友重機械エンバイロメント(11件)、東芝(10件)となっています。
2位 JFEエンジニアリングの最も引用された特許は「廃家電製品の処理方法」に関する技術で、JFEスチールなどの計3件の審査過程で引用されています。このほかには「水の脱塩処理方法および装置」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、大阪ガスとKRIの計2件の拒絶理由として引用されています。
2020年に、JFEエンジニアリングの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は日本製鉄(13件)、次いでJFEスチール(12件)、川崎重工業、日立造船(いずれも5件)となっています。
3位 オルガノの最も引用された特許は「石炭ガス化排水の処理システム」に関する技術で、三菱環境パワーソリューションの「排水処理システムおよびそれを備えた石炭ガス化発電設備」関連など計3件の審査過程で拒絶理由として引用されています。
2020年に、オルガノの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は栗田工業(27件)、次いで東芝、東芝インフラシステムズ(いずれも4件)となっています。
4位 東芝プラントシステムは「マイクログリッドの電力需給調整システム」、5位 日立パワーソリューションズは「機械設備の外部環境が大きく変動しても、適切に異常予兆の有無を診断する異常予兆診断装置」が、最も引用された特許として挙げられます。
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■ランキングの集計対象
日本特許庁に特許出願され、2020年12月までに公開されたすべての特許のうち、2020年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された特許を抽出。
本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2021年5月1日の時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
■エンジニアリング業業界 他社牽制力ランキング2020 データ販売
納品物:以下のデータを収納したCD-ROM
1)ランキングトップ30社
エンジニアリング業業界の被引用件数上位30社のランキング
2)被引用件数上位100件のリスト
エンジニアリング業業界の被引用件数上位100件及び引用先の特許との対応を掲載
価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/news/2021/06/fcitengi.html
■本件に関するお問い合せ先
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
Tel:03-5802-6580
Fax:03-5802-8271
ホームページURL https://www.patentresult.co.jp/
■会社概要
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷2-15-13 お茶の水ウイングビル5階
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