ロッテホールディングスが26日、東京都内で定時株主総会を開催し、重光昭夫会長兼社長の取締役解任を兄宏之氏が株主提案したが、昨年に続き否決された。取締役に加わった元ローソン社長の玉塚元一氏が26日付で新社長に就任した。 昭夫氏は創業者の次男としてかじ取りを担う一方、兄弟間の経営権争いを長年続けてきた。2019年には贈収賄事件に絡み、韓国で執行猶予付き有罪判決が確定した。宏之氏はこれを問題視し、昭夫氏の代わりに自らが取締役に就くことを求めたが、退けられた。 昭夫氏は今後会長職に専念することとし、流通やIT業界で企業幹部を歴任してきた玉塚氏に社長職を譲った。
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