企業側と投資家側が溝を埋めれるか
内田嶺衣奈キャスター: 今後は企業側も含めてどのようなことが課題になってくると思われますか。 デロイトトーマツグループCSO 松江英夫氏: これからの本質的な課題を、企業側と投資家側がいかに溝を埋める対話ができるか。 ここに尽きると思うのです。 両社にとって、「企業の価値を高める」これは同じ方向なのですが、「お互い出口とするゴールが違う」。ここが難しさの本質なのです。 企業側にとっては、「事業や雇用を守りながら永続的に成長する」のがゴールなのですが、投資家にとっては「限られた時間の中で資本効率を最大化する」のがゴールなので、お互い違う時間軸の中で優先順位を合わせる合意された成長のストーリーをいかにつくれるかが大事になってくると思います。 そこにおいて両者を結びつけるポイントとして「いかに現場を重要視できるか」この視点が大事だというふうに思います。
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