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東京株式相場は続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)が政策手掛かりとする雇用統計の発表を控える中、米国の経済成長加速による景気への楽観から、自動車や電機、情報・通信、陸運、医薬品などを中心に幅広い業種が高い。
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市場関係者の見方
野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト
- 米地区連銀経済報告の内容は驚くものはなかったが、実体経済の回復ペース加速、供給制約、労働力、生産コスト上昇--とインフレ懸念のピースが1つずつ埋まってきている
- インフレは、寒波や前年同期がコロナの第1波といった特殊要因の影響を受けたためと納得することが難しくなってきており、今週末の雇用統計への注目度は高まってきている
- 米雇用統計はイベントであることには間違いなく市場は身構えているが、失業率がコロナ前の水準に回復するには程遠く、労働参加率や雇用者数の母数もコロナ前水準には戻っておらずFRBの政策が変わるとは思えない
東証33業種
上昇率上位 | 空運、陸運、輸送用機器、医薬品、精密機器、海運、情報・通信、水産・農林、食料品 |
下落率上位 | 鉄鋼、非鉄金属 |
背景
- 米地区連銀経済報告:経済成長は幾分か加速、物価圧力高まる
- 米S&P500種株価指数は0.1%高、上げ幅は縮小-米10年債利回り1.59%と2ベーシスポイント(bp)低下
- ニューヨーク原油先物は1.6%高の1バレル=68.83ドル
- きょうのドル・円相場は1ドル=109円60銭近辺で推移、前日の日本株終値時点は109円72銭
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