Wednesday, December 14, 2022

3PL・物流アウトソーシングなら鈴与! ネクストエンジンとの連携で完全自動出荷を実現|ECのミカタの取材記事です - ECのミカタ

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物流から倉庫保管、流通加工、国際輸送など、通販運営に必要なフルフィルメントサービスをワンストップで提供する鈴与株式会社。全国140ヵ所の拠点を活用し、リードタイム短縮と配送コストの最適化で事業者の売上げ拡大を支援する。そんな同社はこのほど、導入実績業界No.1の受注管理システム「ネクストエンジン」との連携を発表し、課題だった出荷業務の完全自動化を実現した。フルフィルメント営業推進室の天野涼介氏と横手望美氏に、ネクストエンジンとの連携の狙いやそれにより生じる事業者のメリットなどについて話を聞いた。

全国140拠点でBtoB、BtoCを一元管理する物流体制

全国140拠点でBtoB、BtoCを一元管理する物流体制

――御社が提供している3PLサービスの概要について教えてください。

横手 当社はEC・通販業界向けに、フルフィルメントサービスを提供しています。全国にある約140ヵ所の物流ネットワークを活用し、納品先や保管条件のデータに基づき分析し、お客様に最もコストメリットがある拠点をご提案できる点が強みです。また、独自開発のWMS(倉庫管理システム)による正確な在庫管理で、出荷精度99.999%という高い物流品質を保っていることもご評価いただいています。

天野 鈴与では年間350万件を超える出荷実績があります。特に化粧品や日用雑貨、健康食品関連に強く、ギフトラッピングやラベル貼り、同梱物対応など細かい流通加工にも対応しています。一般的な物流業務はもちろん、サイト制作や決済代行、ささげ(撮影・採寸・原稿)、コールセンターなどを含めたEC業務全般を御提案可能でございます。

――鈴与の3PLサービスが多くのEC事業者に選ばれている理由はどこにあると思われますか。

横手 システムや業務の「標準化」を進めているので、物流波動に対応できる体制が整っていることが大きな強みになっていると思います。当社では卸や小売店向けの在庫と通販向けの在庫、BtoB向けの商品とBtoC向けの商品を、同じ倉庫とシステムで一元管理していますが、これにより在庫の最適化が図れ、横持ち・保管コストを削減できるメリットがあります。

人員手配については、物流センター内で多数のお客様の作業を請け負っており、作業スタッフの教育プログラムを構築し、多能工化を実現しています。そのため、セール時などに生じる急激な波動にも、センター内で作業スタッフの手配がしやすいだけでなく、近隣他拠点との作業員の大部屋化により、柔軟に対応できる点は高い評価をいただいています。

――御社は今年10月に「ネクストエンジン」との標準連携を発表されましたが、これにはどのような狙いがあるのでしょうか。

天野 従来ネクストエンジンと当社のWMS間で在庫データや注文データの連携を行う場合、CSVファイルのダウンロードやアップロードを手動で行う必要がありましたが、このほどAPIによる自動連携を実現しました。これにより受注データや作業実績、配送データの連携が自動化され、従来の業務にかかっていた手間と時間を大幅に削減できるようになりました。作業ミスや連携コストも削減できます。

自動化により確保できた時間はサイトのページ改修やCRMの強化、プロモーション施策の検討など売上げ拡大につながるコア業務に費やせるため、お客様にとっては非常に有益な連携だと思います。

「ネクストエンジン」との連携で受注から発送までを自動化

「ネクストエンジン」との連携で受注から発送までを自動化

――ネクストエンジンと連携したことで、EC事業者にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

天野 ネクストエンジンと倉庫・WMSを連携させることで、受注から発送までを一気通貫で自動化でき、出荷効率を上げられるようになりました。導入初期費用も0円でご利用いただける点もメリットだと考えております。CSV ファイルをFTPサーバーにアップロードして出荷指示を行う場合、出荷のルールなどを決めたり、それによるシステム開発などが発生し、一般的に稼働までに半年近くかかってしまいますが、ネクストエンジンと連携していればその時間が約1/3に短縮されます。

横手 自動化は当社が目指す業務の標準化にもつながります。手動で出荷指示を行う場合、備考欄に細かい指示が出されて現場作業が煩雑化するということが多かったのですが、これが自動化されるとイレギュラーな確認作業が格段に減るので、結果としてお客様の費用負担が減らせるというメリットも大きいと思います。

――商品の入荷処理や出荷指示がスムーズになれば、御社のサービスもより競争力が増しそうですね。

横手 そうですね。データが自動で送られてくると当社としても作業効率が上がり、より早く正確に商品を出荷できるようになるので、購入者の満足度向上に寄与できると思います。当社はさまざまなサービスを展開しており、お客様の売上を伸ばすための支援体制が整っています。毎月の出荷量が500件以上ある企業であれば対応可能ですので、まずは一度お問い合わせください。

天野 EC・通販物流のお客様が増え、商品の取り扱い個数が増えれば、その分競争力のある運賃のご提示につながります。ネクストエンジンとの連携は、お客様にコストメリットのあるご提案ができるようになる点でも、当社にとって大きな一歩となりました。

物流のアウトソースでコア業務に専念できる環境を

――今後の目標や計画、中長期的な展望などがあれば教えてください。

横手 今回ネクストエンジンとの連携で“上流工程”を自動化したので、今後は下流工程と言われる倉庫作業、いわゆる物流倉庫におけるロボティクス化をより進めていきたいと考えています。せっかく受注のところが自動化されても、仕分けや出荷の部分で滞ってしまったら意味がありませんからね。

一部の倉庫では自動梱包機やピッキングロボット、AGV(無人搬送車)などを導入していますが、今後もさらなる機械化を進めたいと考えています。

天野 物流業務以外では、クレジットカードの不正利用を防止する不正検知システムや、「info@~」「sales@~」のような共有メールをチーム全員でシェアして見落とし・対応漏れを防止するメール管理システムなどとの連携も強化したいですね。

お客様単体だとなかなか難しい連携でも、鈴与がコーディネートすることで、最適な形でサポートできるはずです。お客様の使い勝手の良さを追求し、EC物流の最適化を図ることが、当社が提供できる大きな価値だと考えています。

――EC事業者が御社とビジネスにおけるパートナーシップを結ぶことは、事業成長につながる大きなきっかけになりそうですね。

天野 EC・通販物流サービスに関しては大前提として、お客様がコア業務に専念できる環境を提供することが当社の使命だと考えています。どの企業でも安心して物流業務をアウトソースしていただけるような仕組みや体制を整えており、今回のネクストエンジンとの連携もその一環です。

冒頭にもお話ししましたが、物流業務だけでなくサイト制作やささげ、コールセンター業務など、お客様の売上げ拡大につながる施策をフルフィルメントで提供させていただきます。

横手 鈴与は輸送から倉庫保管、流通加工、国際物流までをワンストップで対応する3PLサービスを提供しています。全国140ヵ所に延べ30万坪を超える物流倉庫と約2,200台の車両を持ち、BtoBにもBtoCにも対応し、荷役・通関や輸出入業務など国際物流にも長けている企業です。

物流に関わることであればすべて一貫して請け負えますので、通販業務以外のご相談も是非お寄せください。国内外のネットワークを活用したワンストップサービスでお客様の事業全体の最適を目指し、標準化された高品質なサービスを提供することでお客様のパフォーマンス向上に努めます。

鈴与株式会社のお問合せはこちら▶

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