2022年12月4日(日)にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された日本最大級のカスタムカー&カスタムバイクイベント「ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー(HCS)」。第30回を迎える今年のイベントにも、ビルダーたちが手掛けたハイレベルの作品が集結。ここではカスタムショップ「SUBARM」が製作した、ユニークなモトコンポ改をご紹介しよう。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
SUBARM https://www.subarm.jp/
イベント主催:ムーンアイズ https://ift.tt/8oLj02s
1981年(昭和56年)にホンダから発売された原付スクーター「モトコンポ」は、1231ccのコンパクトカー「シティ」の搭載用として同時開発された、まったく新しいカテゴリーのトランクバイク。
モトコンポは超小型で軽量な車体(全長1185mm、乾燥重量42Kg)に、49ccで2.5馬力の空冷2サイクルエンジンを搭載。燃料やオイル、バッテリーなどの液洩れ防止機構や、折りたたみ式ハンドルやステップなど、トランクバイクとして使い勝手を配慮した設計としているのが特徴。
絶版バイク人気に伴い、程度の良い車両は驚くほどの価格で取り引きされるなど、現在でも多くのフリークに支持されている。モトコンポの詳細は下記をチェック!
水冷2スト70ccエンジンを搭載した「Tidepod」
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「Tidepod」と名付けられた写真のモトコンポ改は、外装をオレンジ・イエロー・ホワイトベースのパウダーコートに塗装してレーシーな雰囲気を演出。エンジンは空冷式からスポーティな水冷式に変更し、STAGE6のチューニングキットで70ccにボアアップ。
吸気系はヨシムラ製YD-MJNΦ24キャブレター(デュアルスタック)、排気系はワンオフのステンレス製スポーツチャンバー(2本出し)を選択。ジェネレーターはレスポンスに優れたHPI製の軽量ローター(12V)とし、CDIは2mapを導入。
パワーアップにあたり、フレームはトラス補強。DJ1用を加工流用したホイール、ワンオフのステムに装着した正立型フロントフォーク、フロントブレーキのディスク化、ローダウン加工で足周りを強化。低めに抑えたカスタムハンドルや、オシャレな張り替え済みカスタムシート(アルカンターラ)も見逃せないところ。
40馬力を発揮する桜花、ボディはアルミ板!
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ビス止めによるワンオフのアルミボディを身にまとった、超個性派のモトコンポ改「桜花」。エンジンはインドネシアで発売中のカワサキKRR150用をスワップ。水冷2ストローク149ccエンジン+マニュアル式6速ミッション+チェーン駆動を採用した桜花は、怒涛の40馬力を発揮。同車は公道走行のため、ナンバープレートを取得。一般道はもちろん、高速道路走行もこなせるパワーや走行安定性を確保している。
コンパクトなボディに合わせ、前後ホイールは8インチに設定。タイヤは前後とも3.50-8サイズをチョイス。フロントはワンオフ4点支持ステムに他車用正立型フォークを流用。リアはGクラフト製モノショック型アルミスイングアーム(スタビライザー付き)を導入。
前後ブレーキは制動性に優れたディスク式とし、フロントはBMW純正のブレンボ製2POTキャリパー+ラジアル14mmマスターシリンダー、リアはブレンボ製カニキャリパー+トリッカー純正マスターシリンダーを選択している。
60ccボアアップの「FedEX」
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物流サービスの大手「FedEX」のイメージカラーを盛り込んだモトコンポ改。外観や足周りはノーマルのままとし、エンジンは60ccにボアアップ。テール部にはリアスポイラーを装備して、スポーティなイメージに仕上げている。
カブ・モンキー系のホンダ横型エンジンに載せ替えたモトコンポ改
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ホンダの横型エンジンをスワップしたモトコンポ改。駆動方式はノーマルに採用のプーリー+Vベルト型(スクーター機構)から、変速機を備えたミッションエンジンならではのチェーン型に変更。左足のつま先で動作させるシフトペダルも導入済みだ。足周りは前後8インチアルミホイール、正立型フロントフォーク、アルミスイングアーム(スタビライザー付き)でカスタマイズ。
カラフルなモトコンポ改もお目見え!
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からの記事と詳細 ( みんな大好き、ホンダ・モトコンポ。エンジンスワップ、ボアアップ、足周り強化で遊び倒す!|SUBARM【HCS】 - MotorFan[モーターファン] )
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