12日の東京株式市場で IHIなど重工3社がそろって大幅安となった。航空宇宙・防衛会社の米 RTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)の航空機エンジンを巡る問題が深刻化し、業績への悪影響が警戒された。
RTXは11日、子会社プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製造のエンジンを巡り、点検・回収対象を大幅に拡大したと発表。同日のRTX株は7.9%安と急落した。
この発表を受け、同エンジンの国際共同開発に参加するIHI株は一時前日比16%安の3180円と急落し、2016年2月以来、7年7カ月ぶりの日中下落率を記録。 川崎重工業も同7.7%安、 三菱重工業は同4.3%安まで売り込まれた。
SMBC日興証券の大内卓アナリストはリポートで、RTXの発表はIHIにネガティブだと指摘。同社は第1四半期決算時点でRTXについて、約5億ドルのキャッシュアウトが発生する可能性について言及していたものの、理論上はIHIの費用計上は8億8000万ドル強(約1290億円)になると試算した。
大内氏によると、同エンジンにおけるプログラムシェアはIHIが15%、川崎重が6%、三菱重が2.3%となっている。
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