2026年に施行されるF1パワーユニットレギュレーション新時代に向け、各メーカーはパートナーチームを最終決定する取り組みが進められている。
昨年末にマクラーレンとの契約を延長したメルセデスは、ウィリアムズともエンジン契約を継続することが決定した。2026年から始まる新テクニカルレギュレーション時代までパートナーシップを延長するという決定は、両社の卓越性と革新性へのコミットメントを確固たるものにするものだ。今回の発表は、2014年のハイブリッド時代の幕開けとともに始まった長期的な関係が大きく前進したことを意味する。
ウィリアムズ・レーシングのF1チーム代表を務めるジェームス・ボウルズは「メルセデスとのパートナーシップを2030年まで延長できることは素晴らしいことだ」と語った。
「現行のパワーユニットレギュレーションが導入されて以来、彼らとは強い関係を築いてきた。次の時代もその関係を続けていくことを楽しみにしている」
「我々の将来のパワーユニット戦略に対する彼らのコミットメントとサポートは高く評価されている。我々は、2014年と同じ情熱と熱意を持って、同じような成功を達成することを目標に、この新しいルールセットに一緒に取り組んでいくことを楽しみにしている」
メルセデスF1のチーム代表で同社モータースポーツ部門の責任者であるトト・ヴォルフは「ウィリアムズは歴史的なF1チームであり、2014年に初めてパートナーシップを結んで以来、我々は共に特筆すべき成功を収めてきた」と付け加えた。
「現在のターボハイブリッド時代におけるHPPの最も誇らしい瞬間のひとつは、2014年のオーストリアGPで我々のパワーユニットが上位4位を独占し、ウィリアムズが当然のように3位と4位を獲得したことだ」
「過去10年間、ウィリアムズとの協力関係は強化されるばかりであり、2026年の次世代パワーユニットに向けて、その生産的なアプローチを継続することを楽しみにしている」
ウィリアムズは2014年にターボハイブリッド時代が始まって以来メルセデスエンジンを使用しており、このパートナーシップによって18回の表彰台を獲得している。シーズン最高成績は、ウィリアムズがコンストラクターズ選手権で総合3位となった2014年と2015年だ。
F1は、2030年からネットカーボンゼロを目指す取り組みの一環として、2026年に導入されるF1パワーユニットレギュレーションでは、100%持続可能な燃料のみを使用し、厳しい持続可能性基準を遵守し、全体的な燃料消費を削減する。
F1パワーユニットの電気システムは、より高い性能を達成するためにアップグレードされ、現行のMGU-Kよりも約3倍強力な350kWの電気モーターを搭載し、バッテリーと内燃エンジンがほぼ半々の割合となる。新型パワーユニットの開発には、コスト上限規制の遵守も求められる。
カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / メルセデスF1
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