Sunday, January 14, 2024

豊田会長「EVだけではない」、トヨタがエンジン開発の新規プロジェクト - ITpro

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 トヨタ自動車がエンジン開発の新規プロジェクトを立ち上げる。トヨタ自動車会長の豊田章男氏は「東京オートサロン2024」(2024年1月12~14日、幕張メッセ)にて、「カーボンニュートラル(CN)は電気自動車(EV)だけではない」「現実的な手段としてエンジンにはまだ役割がある」と語った。

トヨタ自動車会長の豊田章男氏

トヨタ自動車会長の豊田章男氏

エンジンの必要性を説明した。(写真:日経Automotive)

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 現在自動車業界では、EV一辺倒とされてきた流れが変化している。CNに向けてエンジンの重要性が再注目され、合成燃料(e-fuel)や水素のような環境負荷の少ない燃料の使用を想定したエンジンの開発が進んでいる。エンジンを搭載するハイブリッド車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)の需要も高まっている。

 豊田氏は、エンジンの開発を続けることは日本の自動車業界における雇用も守れると強調した。「(日本の自動車業界で働く)550万人の中にはエンジン部品を造っている仲間も多い。日本を支え、今後の日本を強くする人たちだ。この人たちを失ってはいけない」

 これらCNにおけるエンジンの可能性や雇用の維持を考慮した上で豊田氏は、今回のプロジェクトを立ち上げることを提案したと明かした。同社社長の佐藤恒治氏やその他経営メンバーもこの提案に共感し、プロジェクトが動き出した。同プロジェクトでは「エンジンの技術をさらに磨いていく」(豊田氏)としている。プロジェクトの詳細については「現在非公表だ。今後改めて発表する」(同社広報担当者)とした。

 「ジャパンモビリティショー(JMS)2023」(一般公開:2023年10月28日~11月5日、東京ビッグサイト)では多くの自動車メーカーが新型EVを発表した。一方で、東京オートサロン2024ではエンジン車の発表が目立った。トヨタは高性能車「GRヤリス」の改良版、ホンダも手動変速機(MT)を搭載する「シビック」の新グレードを発表した。マツダは解散していたロータリーエンジンの開発グループを再度立ち上げると明かした。

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