最高時速300km以上
チェコの自動車メーカーPraga(プラガ)は2024年1月16日、ハイパーカー「Bohema(ボヘマ)」の生産を開始したと発表しました。
プラガはチェコ・プラハに本拠地を置く、創業は1907年と100年を超える歴史を持つ自動車メーカーです。かつては2輪車や軍事用航空機、戦車なども開発・製造していました。
冷戦終結後は民営化され、主にレーシングカーなどを製作。2012年には「R1」を発表しています。
新型ハイパーカー、ボヘマは2022年11月に発表された、同社初の公道走行可能なモデルです。
2シーターの公道走行可能なモデルで、カーボンファイバーモノコックとし、マグネシウム合金やチタンを多用することで車両乾燥重量は982kgと超軽量さを実現。
搭載するエンジンは、日産「GT-R」に使用されている3.8リッターV型6気筒ツインターボをベースとした「PL38DETT」。英国にあるリッチフィールド エンジニアリングと協力し、新しいツインターボへの交換など、信頼性とパワーを向上させるために多くの変更を加えることで、最高出力700馬力、最大トルク725Nmに出力向上させています。このエンジンをミッドに搭載、後輪を駆動します。
組み合わされるトランスミッションはHewland製シーケンシャルギアボックスで、変速はマニュアル操作だけでなくオートモードも設定されています。
CFD (数値流体力学) モデリングを使用して、F1チームの風洞で調整を行ってスタイリングを構築したといいます。独自のリアスポイラーなどで、250km/h走行時には900kgを超えるダウンフォースを実現します。
これらにより、0−100km/h加速は3.5秒未満、最高速度は300km/h以上というパフォーマンスを発揮します。
車両価格は136万ユーロ(日本円で約2億1770万円)からとなっています。
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今回、生産が開始された新型ボヘマは、今後4年間でごく少数が生産される予定で、おそらく最後となるガソリンエンジン搭載のハイパーカーになります。
納車は2024年前半に欧州の顧客に行われる予定です。2024年にはUAEと米国でも引き渡しが計画されています。
プラガ・カーズのオーナー、トーマス・カスパレク氏は「プラガの117年という長い歴史の中で重要なマイルストーンです。私たちはボヘマのプロトタイプ発表からわずか1年で生産を開始したことを誇りに思っています」とコメントしています。
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