米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業総合景況指数は、高水準を維持した。一方、新型コロナウイルスの影響によるサプライチェーンの乱れで生産は抑制され、価格上昇に拍車が掛かった。
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労働市場などと異なり、製造業は昨年春の生産停止から着実な回復を遂げている。ただ、在庫薄を背景としたサプライチェーンの乱れは、年が明けても根強く残っている。
ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は、「製造業は1月も回復が続いた」と発表文で指摘。「欠勤のほか、除菌目的の短期的な施設閉鎖、労働者の職場復帰や採用の難しさが引き続き、製造業の成長余地を限定するひずみを生じさせている」と述べた。
1月統計の細目では入荷遅延が9カ月ぶり高水準となり、リードタイムの長期化を示唆した。受注残は18年6月以来の水準に上昇した。
隔離目的の自宅待機といった雇用を制約する要因は製造業者を悩ませているだけでなく、仕入れ業者にも影響している。それに輸送・配送コスト上昇の加速が合わさり、インフレ上昇圧力を強めている。
需要は堅調で、引き続き製造業の回復を支えた。新規受注(61.1)と生産(60.7)は、いずれも前月から伸びが鈍化したものの、なお高水準を維持した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題: U.S. Manufacturing Remains Robust While Price Pressures Build(抜粋)
(統計の詳細を追加します)
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