Sunday, February 28, 2021

新型メルセデス・ベンツCクラスのエンジンは見所満載! ガソリン2.0ℓM254型は新開発、2.0ℓ直4ディーゼルOM654型も大幅改良! 新旧比較もしてみる - MotorFan[モーターファン]

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左が新型C300が搭載する2.0ℓ直4ガソリンターボ、M254型、右がC220d/C300dが搭載する直4ディーゼル、OM654型。

ドイツ本国で発表されたばかりのメルセデス・ベンツ新型Cクラス。今回は、パワートレーンに絞って解説していこう。新型のエンジンは見所満載だ。2.0ℓ直4ガソリンエンジンも新開発、2.0ℓ直4ディーゼルエンジンも型式こそ同じだが大きく改良を受けている。

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パワートレーンはどうなったか? 詳しく解説していこう。
今回の新型Cクラスのパワートレーンのハイライトを簡単に述べると

・全車電動化されたこと(48VのISGを使うマイルドハイブリッドが標準)
・C300が搭載する2.0ℓが新開発のM254型になったこと
・全車標準の48V駆動のISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)ガ第二世代に進化したこと
・初めて48Vマイルドハイブリッドを組み合わせる2.0ℓ直4ディーゼルエンジンが大幅に進化したこと
・登場が予定されているガソリンPHEV仕様はEV走行で100km走れること
・ディーゼルPHEV仕様も追って登場すること

である。

ガソリンエンジンは1.5ℓと2.0ℓ直4エンジン、ディーゼルは2.0ℓ直4

新型Cクラスのガソリンエンジンは
C180/C200:M264型1.5ℓ直列4気筒DOHC直噴ターボ
C300:M254型2.0ℓ直列4気筒DOHC直噴ターボ
C220d/C330d:OM654型直列4気筒DOHCディーゼルターボ

のガソリン2種、ディーゼル1種のエンジンをラインアップする。
FAME(Family of Modular Engines)の4気筒のみだ。

すべてのエンジンに組み合わせる48Vマイルドハイブリッドシステムは、
20ps(15kW)/200NmのISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)へと進化した。

現行C200 BSG搭載モデルのマイルドハイブリッドは、48V駆動だが、その名前とおりBSG(ベルトドリブン・スタータージェネレーター)を使っている。クランクシャフトの回転をベルトを介してスターター/ジェネレーターとして作動するデバイスだ。出力は定格8kW(約10.7ps)最高出力10kW(約13.4ps)/38Nmだった。

新型Cクラスの48V ISGは、15kW(約20ps)/200Nmものブーストが可能だ。またBSGではなくISGになったことも注目だ。9G-TRONIC(メルセデス・ベンツ内製の9速AT)のトルクコンバーターの前部にISGを組み込んでいる。

詳細は不明だが、1.5ℓ/2.0ℓ直4ガソリン、2.0ℓ直4ディーゼルともに、同じ48V駆動のISGが組み込まれるようだ。ISGのパワースペックは共通だ。

M254型2.0ℓ直4ガソリンターボ

上の図版は新型Eクラスのものなので、スペックがやや違うが、基本は同じだ。 最高出力はEクラスのM254型が最高195kW(265ps)なのに対してC300は190kW(258ps)、最大トルクは400Nmになる。

C300が搭載する2.0ℓ直4ターボエンジンは、新型Eクラスも積む新開発のM254型だ。Eクラスより出力がアップしたISGと組み合わせる。

上の図版は新型Eクラスのものなので、スペックがやや違うが、基本は同じだ。
最高出力はEクラスのM254型が最高195kW(265ps)なのに対してC300は190kW(258ps)、最大トルクは400Nmになる。

BMEP(正味平均有効圧)=25.1barというから、ディーゼル並みだ。
ちなみに、BMEPとは、エンジンの排気量によらずに、トルク特性を横並びに評価するために用いられる理論的な数値だ。排気量あたりのトルクに比例する。ガソリンNAは10-13bar程度、ガソリンターボは18-24bar程度、ディーゼルターボでは、18から30barを超えるものまである。

これが3.0ℓ直6ガソリンターボのM256型
投入されている技術は、新型Cクラスの2.0ℓ直4エンジン、M254型にも引き継がれているはずだ。

このM254型2.0ℓ直4エンジンは、すでに登場している3.0ℓ直6エンジンのM256型の4気筒版と考えていい。
ボア×ストロークは83.0mm×92.4mm。ボアピッチは90.0mmだろう。
・CONICSHAPEシリンダー
・NANOSLIDEコーティング
・Mercedes-AMG Petronas Formula 1 teamとの共同開発したツインスクロールターボ
・電動コンプレッサー付

ちなみに、現行Cクラス、Eクラスが搭載する2.0ℓ直4エンジンは、M274型(1991cc)である。

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と言った最新技術満載のエンジンだ。短時間なら20kW(約27ps)のブーストも可能だという。

C180/C200が搭載するM264型1.5ℓ直4ターボ

M264型エンジン
同じM264型エンジンだが、現行型はBSG(ベルトドリブンスタータージェネレーター=赤い部分)が付いている。新型は9G-TRONICにインテグレートされたISGと組み合わせる。
C180/C200が搭載する1.5ℓ直4ガソリンエンジンは、M264型で従来と同じ型式だ。

M264型1.5ℓ直4DOHCターボ
ボア×ストローク:80.4mm×73.7mm
排気量:1496cc
最高出力:C180 170ps/5500-6100rpm
C200 204ps/5800rpm-6100rpm
最大トルク:C180 250Nm/1800-4000rpm
C200 300Nm/1800-4000rpm
である。

注目は、前述したとおり全車48V駆動のISGmが付くこと。
現行C200 BSG搭載モデルとのスペック比較をしてみよう。

同じ型式、同じ排気量のエンジンだが、新型はよりパワーアップしていることがわかる。エンジン本体ももちろんだが、そして48Vマイルドハイブリッドシステムの進化の度合いも大きい。

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1 comment:

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