ロータスの研究開発・コンサルティング部門である「ロータス・エンジニアリング」が、ビークル・ダイナミクス・インターナショナル・アワード2021(Vehicle Dynamics International Awards 2021)において、「ダイナミクス・チーム・オブ・ザ・イヤー(Dynamics Team of the Year)」を受賞した。
世界的な自動車専門メディアによる選考
今回、権威あるビークル・ダイナミクス・インターナショナル・アワード2021を受賞したことは、英国のスポーツカーメーカーから、世界的なパフォーマンスカーブランドへと変遷する中で、ロータスがこれまでにない注目を集めた1年だったことを示したと言える。
この賞は、世界各国から集まった20名以上の自動車専門メディアからなる審査員の投票によって決定。主宰のビークル・ダイナミクス・インターナショナル誌の編集長を務めるアダム・ギャビンは、今回の受賞理由を次のように説明している。
「ロータス・エンジニアリングに所属するスペシャリストたちは、おそらくかつてないほど多忙を極めているはずです。私たちは、彼らの幅広い革新性、多種多様な新しい車両アーキテクチャーやエンジニアリング分野での仕事、そして次世代ピュアEVの開発における仕事に対し、栄誉を贈ることにしました」
ロータス・エンジニアリングのエグゼクティブディレクター、マーク・エドワーズは次のように受賞の喜びを語った。
「今回の受賞は、私たちのコンサルティング業務が歩んできた1年を高く評価するものです。あらためて大変光栄に感じています。この賞は私たちチーム全員に与えられたものだと考えています。ロータスの継続的な変革の中で、さらに重要な1年となる2022年に向け新たな集中力を与えてくれるでしょう」
拡大を続けるロータスの電動化ビジネス
ロータス・エンジニアリングの2021年の成果として、審査員は4月に発表された新しい車両用アーキテクチャーの開発と商業化に向けた取り組みを高く評価した。この新型アーキテクチャーは、ロータス初の電動SUVである「タイプ132」をはじめ、将来的にすべての新型ロータスを支えることになる。
電動ハイパーカー「エヴァイヤ」、ロータス最後の内燃機関モデルとなる「エミーラ」も公開され、2022年からデリバリーをスタートする予定だ。タイプ132は、2023年にも発表される。さらに2026年にはピュアEVスポーツカー「タイプ135」の投入も決まった。これらの車両は、ロータスによる研究プロジェクト「LEVA(Lightweight Electric Vehicle Architecture:軽量電動車両用アーキテクチャー)」をベースに開発される。
9月に詳細が発表されたこの車両アーキテクチャーは汎用性が高く、レイアウト、ホイールベース、バッテリーサイズ、様々な装備の変更が可能。様々な形状や用途、サイズの電気自動車のプラットフォームとして提供することができる。すでにロータスは、アルピーヌとこの電動アーキテクチャーを活用した共同開発プロジェクトも発表している。
東京五輪の自転車トラック競技でも活躍
2021年、ロータス・エンジニアリングのトピックとしては、ジェンソン・バトンが率いるJBXEレースチームのテクニカルパートナーとして、今年からスタートしたEVによるオフロードレースシリーズ「エクストリームE」に参戦したことも話題となった。
さらに、8月に開催された東京オリンピックの自電車トラック競技において、ロータス・エンジニアリングと自転車パーツメーカーのホープテクノロジー社が共同開発した競技用バイクを英国ナショナルチームに供給。トラック競技最終日に行われた男子ケイリンでは、ジェイソン・ケニーが金メダルを獲得している。
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