新生ビモータのヘリテージを受け継いだ「KB4」
1966年の創業以来、独自の哲学を持つオートバイをつくり続けている「ビモータ」。ハブセンターステアリング機構を持つ「TESI」は、その代表的なモデルだ。2019年、カワサキの出資によって蘇ったビモータは、カワサキ「ニンジャH2」のスーパーチャージドエンジンを搭載した「TESI H2」を発表し、新しい歴史を歩み始めた。 【動画】イタリアのワインディングを疾走するビモータをチェック 今回、日本市場での発売が決まった「KB4」は、ビモータのニューモデルである。車両価格は、437万8000円(消費税込)。KBというネーミングからもわかるように、カワサキ製1100cc4気筒エンジンを搭載したこのモデルはビモータらしい独創性に富んでいる。そのポイントを見ていこう。
●メイド バイ イタリーの1台 まず車体だが、大排気量エンジンという意味からすると異例ともいえる、1390mmというショートホイールベースとなっている。開発コンセプトは「Vintage Inspired」。 軽く、乗りやすく、トルクがあるという要素を満たすため、アルミ削り出しのスイングアームやカーボンファイバー製のボディワーク、OZ社製鍛造ホイールなどを採用したほか、ラジエーターをシートの下に配置することで、前後の重量バランスも改善。サスペンションは前後ともにオーリンズ製で、ブレーキはラジアルマウントされたブレンボ製となっている。 さらに、ステップはポジション調整機能付きとなっているため、正しいライディングポジションが取りやすくなっているほか、コーナリング・マネージング・ファンクションやインテリジェントアンチロックブレーキシステム、トラクションコントロール、パワーモード選択、クイックシフター、クルーズコントロールといった現代的な電子制御ライダーサポートも装備している。 トランスミッションは6速。装着されているタイヤサイズはフロントが120/70ZR17、リアは190/50ZR17で、車重は194kg。エンジン出力は104.5kW(142ps)/10000rpm、111Nm/8000rpmなので、このスペックから想像するに、その走りは鋭いものとなっているはずだ。ちなみに、燃料タンクの容量は19.5リッターとのこと。航続距離もそれなりに期待できそうだ。
このビモータKB4の日本での発売日は、2022年3月が予定されているが、初期販売台数に限りがあるため抽選による購入者決定となる予定。申し込み方法など詳細については、カワサキのホームページにおいて、後日発表されることとなっている。 本革シートの採用や、ハンドメイドされた塗装など、細部にいたるまでこだわりをもってつくられたKB4は、乗ることができるアート作品と捉えることもできる。抽選で購入権利を得た人は、まさにラッキーといえるだろう。
塩見誠
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