(花園 祐:中国・上海在住ジャーナリスト)
中国汽車工業協会によると、2021年における中国の自動車販売台数は前年比3.4%増の2628万台でした。通年で前年比プラスとなるのは4年ぶりであり、コロナ流行以前から続いていた販売低迷からの回復が鮮明な1年となりました。
また市場回復の裏で、電気自動車(以下「EV」)をはじめとする新エネルギー車の販売台数、シェアが急拡大しています。既に2021年に販売された新車のうち、約7.5台に1台が新エネルギー車となっています。今後も新エネルギー車が拡大する一方、燃料車(エンジン車)の販売台数は年々落ち込んでいくかもしれません。
今回は、EVシフトが鮮明になった2021年の中国自動車市場について、各種統計を見ながら解説していきたいと思います。
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8カ月連続で前年割れも通年でプラス
月別販売台数を見ると、2021年1~4月は、前年同期(2020年1~4月)がコロナの流行を受け販売台数が急減していたこともあり大幅なプラス成長を記録しました。しかし5月に入ってからは、日本でも問題となっている半導体不足の影響から伸び悩み、12月に至るまで8カ月連続の前年割れとなりました。それでも年初のプラス分が大きかったこともあり、通年販売台数は前年を上回る結果となりました。
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