自動車修理のベテラン「エンジン屋」が、既製の雪かきスコップに取り付けることで除雪が楽になる「らくらくスコップ補助ハンドル」を作りあげた。スコップの柄のどこにでも取り付けられ、使い手の腕の長さなど体格を問わずに使える。
考案したのは、北海道釧路市の菊池貞夫さん(86)。
菊池さんは20代のころ、自動車修理会社に勤務していた。その後独立して車のエンジンを専門に修理、整備業を40年以上続けてきた。製造停止となった部品は自ら作った。既製の加工機械では満足せず、中古機械をいくつも組み合わせた自作の機械も使った。常に仕事の質の向上を心がけてきた。
雪かき用の補助ハンドルの製作を始めたのは4年ほど前。80代になり腰が弱くなり、「釧路は豪雪ではないが、雪が多い地域の人の雪かきが少しでも楽になるようなものが作れないか」と思い立った。
ふつうの雪かきスコップは柄が1本で、両手で握って雪はねをする。既製のスコップの柄に取っ手つきの短い柄(補助ハンドル)を取り付け、長い柄と短い柄を片方ずつ持てば、力が分散されて腰への負担が軽くなるのでは、と見立てた。
補助ハンドルの柄はY字形…
からの記事と詳細 ( 雪かきらくらく、スコップ補助ハンドル 86歳「エンジン屋」が考案 - 朝日新聞デジタル )
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