オーストラリアの新興企業で、宇宙関連事業を手掛けるギルモア・スペース・テクノロジーズはこのほど、国内最大のロケットエンジンの燃焼試験に成功したと発表した。今年後半、クイーンズランド(QLD)州から同エンジンを搭載したロケットを打ち上げ軌道に乗せる計画だ。オーストラリアンが伝えた。
ギルモア・スペースは2016年に同社初のハイブリッドロケットを打ち上げた実績がある。今は、革新的なロケット推進技術の開拓に注力しており、これまでに投資家から8,700万豪ドル(約73億円)を調達している。
燃焼試験は75秒間で、同社が想定していた最大推力110キロニュートンを達成。同社は今後5年間で300~4,000キログラムの人工衛星や機器を軌道に打ち上げることが可能なロケットの開発を目指しており、今回の試験成功は大きなマイルストーン達成となった。
ロケットの打ち上げについては、現在QLD州北部のボーエンにあるアボットポイント開発区域の宇宙基地の利用について、連邦・州政府当局の承認を待っているところだとしている。
同社の創業者であるギルモア最高経営責任者(CEO)は「われわれの開発したエンジンは、商業・防衛における宇宙分野に大きな利益をもたらす」と評価した。
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