小型で高性能なロータリーエンジンは汎用性も高く、コスモスポーツの誕生以降、マツダはさまざまな車種にロータリーエンジンを搭載する「ロータリー・フルラインナップ化」を進めました。 その後、ロータリーエンジンを搭載する名車も数多く登場しましたが、2012年に「RX-8」の生産終了をもって、現在までロータリーエンジン車はラインナップされていません。 しかし、マツダは近い将来に、ロータリーエンジン車の復活を宣言しました。 そこで、マツダのロータリーエンジン車のなかでも異色のモデルを、3車種ピックアップして紹介します。
●ルーチェ ロータリークーペ
前出のコスモスポーツの発売から2年後、1969年に美しいロータリーエンジン車である「ルーチェ ロータリークーペ」が誕生しました。 ボディはマツダ自身が「ハイウェイの貴公子」と標榜したほどスタイリッシュな2ドアクーペで、フロントからボンネット、ルーフ、トランクへとすべてが流れるようなラインが印象的です。 また、丸目4灯のヘッドライトをレイアウトしたフロントフェイスは、斬新かつ精悍な逆スラントノーズを採用していました。 搭載されたエンジンは最高出力126馬力(グロス、以下同様)を発揮する、パワフルな655cc×2ローターの「13A型」ロータリー。後に登場した「13B型」と異なる形式でルーチェ ロータリークーペのためだけに設計されました。 さらにルーチェ ロータリークーペは前輪を駆動するFFで、歴代のロータリーエンジン車のなかでも唯一無二の存在でした。 走行性能は公称最高速度190km/hを誇り、まさにハイウェイの貴公子にふさわしい性能ですが、その分価格も高額で、庶民が購入できるレベルのクルマではありませんでした。 そのため、ルーチェ ロータリークーペは発売からわずか3年後の1972年に生産を終了。現存数も少なく、今では滅多にお目にかかれない幻のクルマといえます。
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