航空自衛隊小松基地のF15戦闘機墜落事故で、空自は25日、未発見だったフライトレコーダー(飛行記録装置)の本体を現場付近の海中捜索で発見し、回収したと発表した。2基のエンジンも引き揚げた。空自は事故原因の解明に向け、レコーダーに記録されたデータの解析を進める。機体の残骸の回収作業は継続する。
フライトレコーダーは25日午後0時40分ごろ、機体の残骸の引き揚げを依頼している民間のサルベージ業者が見つけて引き揚げた。
これまでにレコーダーの位置を知らせる発信機を回収できた一方、通常、一体の構造になっている本体が見つからず、作業を続けていた。空自トップの井筒俊司航空幕僚長は17日の記者会見で「かなり衝撃がかかって分離されたことは事実」と説明していた。
25日に引き揚げた2基のエンジンは「外観からエンジンと分かる状態」(航空幕僚監部)という。現場ではこれまで、エンジン排気口の一部が見つかっている。周辺には機体中央の胴体部分も見つかっており、近く回収する。
事故は1月31日発生。搭乗していた田中公司1等空佐(52)と植田竜生1等空尉(33)が、いずれも遺体で見つかった。
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