Tuesday, June 7, 2022

現代エンジニアリング、第4世代超小型モジュール原発事業を本格推進 - 韓国経済新聞

misaltag.blogspot.com 現代エンジニアリングが、世界で初めて第4世代超小型モジュール原発(MMR·micromodularreactor)事業を本格的に推進する。MMRは、次世代原発技術である小型モジュール原発(SMR)の中でも非常に小規模な原発で、革新技術として挙げられる分野だ。

現代エンジニアリングは3日、米国エネルギー企業USNCと「カナダ超クリーバーMMR実証事業」の詳細設計契約を結んだと6日、明らかにした。カナダのチョークリバーMMR実証事業は、現代エンジニアリングがUSNC、カナダの建設会社PCL、カナダのエンジニアリング会社HATCHと共に、カナダのオンタリオ州チョークリバー原子力研究所の敷地にMMRを建設する事業だ。

ホン·ヒョンソン現代エンジニアリング代表(右)とフランチェスコ·ベネリUSNC代表(現代エンジニアリング提供)
ホン·ヒョンソン現代エンジニアリング代表(右)とフランチェスコ·ベネリUSNC代表(現代エンジニアリング提供)
世界の原発業界は、ゲームチェンジャーとして浮上したSMR技術の開発に乗り出している。SMRは、原子炉のすべての機器を一つの容器に入れたモジュール型の小型原子炉だ。一般的に発電容量が1000メガワット級の商用大型原発に比べ、原発敷地の確保と安全性、経済性の面でいずれも優れている。現代エンジニアリングが建設するMMRは、通常300メガワット以下のSMRよりはるかに少ない5メガワット級だ。MMRは、モジュラー製作で施工期間が短く、電力網を備えていない極地·奥地などにも設置しやすい。モジュールを追加設置する方式で電力と熱出力をさらに多く増やすことができる。

現代エンジニアリングとUSNCは2012年3月、高温ガス炉技術開発協力を始め、2016年には韓国原子力研究院、米国国立研究所とともに高温ガス炉概念設計および基本設計を行ってきた。2019年2月、カナダ原子力規制機関の事前許認可を受け、今回の詳細設計段階を経れば、2026年に商業運転が可能になるという説明だ。

カナダのチョークリバーMMR実証事業は、第4世代原子炉の中で商用化に最も近い地点にあり、世界中の注目を集めている。この事業に適用する高温ガス炉(HTGR)基盤の第4世代原子炉は、水を冷却剤として使用する一般原子炉とは異なり、ヘリウムガス、ソジウムなどを使用して放射能汚染の危険が少ない。従来の原子炉より高温の蒸気を生産し、高効率発電、水素生産など多様な目的で活用することもできる。

最近、現代エンジニアリングはSMR·MMR事業分野で頭角を現している。会社側は、今回のカナダ超クリーバー事業を契機に2029年までにカナダ、米国、ポーランドなどでMMR設計·調達·施工(EPC)事業を拡大する計画だ。以後、従来のMMRより温度と出力をはるかに高めたMMR++(仮称)開発に乗り出し、水素大量生産事業に進出することを目標にしている。

記者 シム·ウンジ summit@hankyung.com

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