ヤマハ発動機は、水冷155ccブルーコアエンジンをスポーティで斬新なスタイリングのボディに搭載した軽二輪スクーター『Xフォース ABS』を6月28日に発売する。
Xフォース ABSは、「Master of Street Scooter」をコンセプトに、通勤・通学に快適・便利かつ乗って楽しいモデルとして開発した。ボディカラーはマットグリーン、マットブルー、ホワイト、ブラックの4色を設定。価格は39万6000円。
◆トラクションコントロールシステム採用のブルーコアエンジン搭載
パワーユニットは、最高出力15ps/最大トルク14Nmを発生する水冷155ccブルーコアエンジンを搭載。高燃焼効率、ロス低減、冷却性の3点を照準に開発し、走りの楽しさと燃費・環境性能を両立させた。燃焼室は、パワーと燃費の両立を図るためコンパクトに設計。圧縮比は11.6:1とし、混合気のタンブル(縦渦)を効果的に生成させ、FIセッティングとの相乗効果で高出力と低燃費を備えている。また、トラクションコントロールシステムを搭載。未舗装路等で後輪空転の兆候が検知されると、点火時期・燃料噴射量を統合制御し、滑らかな発進性・走行性をサポートする。
エンジンには、始動時はスターターモーターとして、走行時にはジェネレーターとして機能する「Smart Motor Generator」を搭載。従来のスターターモーターと減速ギアが不要となり、軽量・コンパクト化と静かなエンジン始動を実現している。また、低速向けと中高速向けのカム(吸気側)のリフト量を切り替えるVVA(Variable valve actuation=可変バルブ)も採用。相互にトルクカーブを補完し、全域で優れたトルク特性を発揮する。
ヤマハ Xフォース ABS(ホワイト)◆ストリートモタードを表現した斬新なスタイリング
Xフォース ABSは、スタイルと走行性、快適性をバランスさせた新設計の軽量・高剛性鋼管フレームを採用。最適なセッティングを施した前後サスペンションなどにより、キビキビとした軽快な走行が楽しめる。新設計の前後13インチ軽量ホイールは、フロントφ267mm、リアφ230mmの大径ウェーブのブレーキディスクを採用。また、前後独立式のABSを装備する。
スタイリングは、前後オーバーハングを短くし、フロントは力強さ、リアは軽さを表現。特にリア周りはセパレートリアフェンダーにより軽快感を強調している。また、荷重をかけやすい幅広なモタード風のバーハンドルや質感とグリップ力を高めたフラットシートなどにより、快適性と運動性をバランスさせ、日常的な取り回しやすさとスポーツ性を両立している。
◆専用アプリによるコネクテッド機能搭載
Xフォース ABSは、専用アプリ「ヤマハ モーターサイクル コネクト」に対応する。電話やメールの着信、スマートフォンのバッテリー残量などをメーターに表示できるほか、スマートフォン画面をサブメーターとして利用可能。、エンジン回転数、スロットル開度、エコ運転状況などを表示できる。さらにオイル・バッテリーのメンテナンス推奨時期、燃費管理、車両の最終駐車位置などをアプリで確認できる。
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