Tuesday, June 28, 2022

JFEエンジニアリングなどがスタートアップ技術の販社 - 日本経済新聞

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記念写真に納まる(右から)東京センチュリーの馬場高一社長、セカンドサイトの秋江辰司社長、JFEエンジの大下元社長(28日、横浜市鶴見区)

JFEエンジニアリングと東京センチュリーは28日、スタートアップの技術を組み合わせてサービス提供する新会社「SecondSight(セカンドサイト)」(東京・千代田)を設立したと発表した。スタートアップの人工知能(AI)をはじめとした先端技術を活用し、工場やプラントなどのモニタリングや点検作業の効率化サービスを提供する。

新会社の資本金は1億9000万円で、JFEエンジと東京センチュリーが50%ずつ出資する。業務のデジタル化や最先端技術を導入したい企業に対し、コンサルティングやニーズに沿ったサービスの開発、提供をする。サービス導入後のアップデートやメンテナンス作業も手がける。

工場などでのAIを使った遠隔監視や、機器の故障予測、トンネルなどの構造物のデジタルでの点検や監視作業などのサービス提供を見込む。ウエアラブル端末を使った作業員の健康管理などのヘルステック分野も視野に入れる。

サービスの販売には東京センチュリーの幅広い顧客基盤を生かす。サービスの導入を検討する企業のコンサルティングから試作品の開発まで一律500万円で請け負う。1年間で20件の受注を目指す。サービスの本番開発や実装、その後のアップデート作業などは別途費用がかかるという。

JFEエンジニアリングと東京センチュリーは2019年にスタートアップ投資を目的とした会社を共同で設立し、デジタルやヘルスケア分野などに投資をしてきた。他会社の技術も組み合わせ、新たなサービスとして普及を目指す。

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