発表日:2023年05月12日
ブラジル向けFPSOを受注
東洋エンジニアリング株式会社(取締役社長 永松治夫、以下、TOYO)の関連会社であるOffshore Frontier Solutions Pte. Ltd (以下、OFS(*1)) は、このたび三井海洋開発株式会社(以下、MODEC)より、FPSO(*2)のEPCI(*3)業務を受注致しました。OFSのFPSOの受注は、2023年5月9日のFPSO Uaruプロジェクトに続いて2件目になります。
本FPSOはブラジルリオデジャネイロ沖合約200kmに位置するカンポス盆地内BM-C-33鉱区における、Equinor ASAによる海洋油田の開発に投入されます。また当船は新造船となり、VLCC船(*4)と比べて大きな貯蔵容量・トップサイドを確保しています。そのトップサイドの広さを活かし、コンバインドサイクル発電機(*5)が搭載されるため、従来使用されてきたガスタービン発電機と比べて二酸化炭素の排出量を削減することができます。
TOYOは現在ブラジルで送電線、ガス火力発電所、石油精製所等の建設プロジェクトを実施中です。引き続きブラジルでの旺盛な各種プラント需要に応え、同国の経済発展に貢献してまいります。
*1 OFSはTOYOとMODECが2022年8月にシンガポールに設立した合弁会社であり、FPSOのEPCI事業を遂行するエンジニアリング企業。TOYOの出資比率は35%で持分法適用会社となる。
*2 Floating Production Storage and Offloading System(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)
*3 Engineering, Procurement, Construction, Installation(設計から機器購入、建造、据付までの一括工事)
*4 Very Large Crude Oil Carrier(大型石油タンカーで、20万載貨重量トン以上のもの)
*5 ガスタービンと蒸気タービンを合わせた発電機
※参考画像は添付の関連資料を参照
=受注概要=
・客先 : 三井海洋開発株式会社
・受注者 : Offshore Frontier Solutions Pte. Ltd
・係留地 : ブラジルBM-C-33鉱区(ブラジル沖合約200km)
Equinor含む3社によるコンソーシアムが鉱区権を保有(Equinor(35%)、Repsol Sinopec Brazil(35%)、Petrobras(30%))
・対象設備 : 浮体式海洋石油生産・貯蔵・積出設備
・設備概要 : 石油生産設備(日量12.5万バレル)とガス生産設備(日量565百万立方フィート)の洋上原油処理設備
・役務内容 : FPSOのEPCI業務
・引き渡し予定 : 2027年
リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。
参考画像
https://release.nikkei.co.jp/attach/654855/01_202305121016.jpg
からの記事と詳細 ( 東洋エンジニアリング、ブラジル向けFPSOを受注 - 日本経済新聞 )
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