ガス欠になるエレキギターって…。
テスラを筆頭に自動車には電動の波が押し寄せていますし、自転車にも電動アシスト、キックボードやインラインスケートも電気で動くこの時代。それでもガソリンを燃料に、エンジンの爆発(内燃)で得られるパワーは変わらず人々を魅了し続けます。
最近は電動ドリルをV8エンジンで駆動させる魔改造に心トキメいたものですが、今度はエレキギターに小型エンジンを合体させた荒くれ者が登場しました。そもそも電気で音が鳴るからエレキギターなのに、何故?
Vにはエンジンがよく似合う
ユーチューバーのMattias Krantzさんが考案したのは、フェラーリの赤に塗られたジャクソンの「フライングV」に、小型エンジンをくっつけ発電してアンプに給電するというもの。その工程にはいろんなトラブルが降りかかり、トライ&エラーで乗り越えていきます。
自動車をテーマにした魔改造
最初に使ったエンジンはたったの5Vしか発電せず、甲高いエンジン音でギターが聴こえません。
次は世界最小の4ストロークエンジンで、もっと低く草刈り機のように唸ります。そこからエンジンをマウントするシャーシを作ったり、排気管を短く切ったり、冷却ファンが股間を細切れにしないようガードを取り付けたり、ホットロッド用のペダルをエンジンのアクセルペダルにし、ストラップを車のシートベルトにするなど、随所に工夫が施されました。
紆余曲折を経て、キックスタート・マイ・ハートなギターが爆誕。排気音と排気ガスだらけで「Smoke on the Water(スモーク・オン・ザ・ウォーター)」はよく聴こえず、エンジンの振動が弦を震えさせ、排気管の熱で指は火傷を負いかけ、エンジンは焼き付いてしまいました。
何を弾くかも大事
それでも何とか修理し、アニメ『チェンソーマン』のOP曲「KICK BACK」や、AC/DCの「Highway to Hell(地獄のハイウェイ)」、ポリフィアの「G.O.A.T.」、メイソン・ウィリアムズの「Classical Gas(クラシカル・ガス)」を披露。
個人的には、ラムシュタインの「Benzin(ガソリン)」も弾いてほしかったところですが、少し弾いたらガス欠に。
近所迷惑で環境にも悪いけど
そもそもアンプ内が空間だらけだから始まったDIYなのに、最終形態はトンでもない変態ギターになってしまいましたね。
失敗続きでしたが、そのスピリッツこそがロック。見た目のバカカッコ良さからしても、変態すぎる奇形ギター12選の13番目に追加したいくらいです。
Source: YouTube via The Awesomer
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