米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)はアンドレッティへの供給を念頭に、F1パワーユニット・サプライヤーとしてのF1参戦を検討している事を認めた。早ければ2027年にも実現する可能性がある。
英「Autosport」とのインタビューの中でGMのモータースポーツ担当役員を務めるエリック・ウォーレンは「GMはクルマやデザインを含めたすべてのプロセスに関与する動機がある。それはエンジンにホワイトラベルを掲げることではない」と述べ、カスタマーエンジンにバッジを付けるのは自らの望むところではないと主張。F1エンジンメーカーとしての参戦の是非を評価している事を明らかにした。
同じアメリカの自動車メーカー、フォードは2026年以降、レッドブル・パワートレインズとの提携を通してレッドブル・レーシングに技術供与を行うが、このパートナーシップは技術提携というよりは商業的側面が強く、単なるバッジ契約だと見なされている節がある。
複雑奇怪で高価なMGU-Hを廃した次世代パワーユニット(PU)が導入される2026年の供給者エントリーは既に締め切られているため、GM製PUが実現するのは早くとも2027年となる。
F1エンジンの内製についてウォーレンは「100%社内で製造するのは難しいと思う」としながらも、「最短で2027年を視野に入れることになる」と述べ、「実現できると考えているが、それを選択するかどうか、どのような要素を含むかは、まだ決定していない」と付け加えた。
GMは傘下の高級車ブランド「キャデラック」を通して、新規F1参戦を目指すアンドレッティ・グローバルをバックアップする。ウォーレンは「キャデラックとアンドレッティの相互作用は、車両全体に及ぶだろう」と語る。
参戦の可否、およびその時期が2025年になるのか2026年になるのかはまだ未定だが、いずれにせよその初年度は既存のPUサプライヤーから供給を受ける必要があり、ルノー(アルピーヌ)が最有力候補とみられている。
アンドレッティはインディカー・シリーズでのエンジン供給やIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権におけるアキュラとの提携を通してホンダと強固な関係を築いている。
しかしながらフォードとのパートナーシップにも関わらず、ホンダは2025年までレッドブルにPU一式を供給する事が決まっており、アンドレッティへの供給には懐疑的な声がある。
2025年以降の新規参戦チームを検討するためのFIA評価プロセスは4月30日に申請書の提出期限を迎えた。アンドレッティを含む3・4チームがエントリーしたものとみられている。
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