東洋エンジニアリングの20年3月期、最終損益16億円の黒字 - 日本経済新聞

東洋エンジニアリングが18日に発表した2020年3月期の連結決算は、最終損益が16億円の黒字(前期は8億1800万円の赤字)に転換した。売上高は前期比25.7%減の2190億円、経常利益は前期比28%減の24億円、営業損益は18億円の黒字(前期は56億円の赤字)だった。

新型コロナウイルス問題および原油価格の下落により、翌連結会計年度以降の事業環境・収益性に不透明感が高まっていることを勘案し、過年度に計上した繰延税金資産を取り崩し、海外子会社の法人税等とあわせ税金費用27億円を計上した。売上高は、インド向け化学肥料コンプレックス、ナイジェリア向け化学肥料製造設備等のプロジェクトの進捗により、減少となった。

2021年3月期は純利益が0円、売上高が前期比4.2%減の2100億円、経常利益が前期比79.7%減の5億円、営業利益が前期比73.6%減の5億円の見通し。

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