マツダは、「2021年3月期 第2四半期決算」を2020年11月9日に公表しました。そのなかで、今後2年以内にグローバルで投入する新型モデルにも触れています。どのようなモデルが登場するのでしょうか。
マツダが続々新型モデルを投入!? その中身とは
2020年11月9日、マツダは「2021年3月期 第2四半期決算」を公表。そのなかで、今後2年以内の新型モデルについて方向性を示しました。
最近のマツダは、2019年に同社として第7世代商品群の投入を順次おこなっています。
同年5月には、日本でこれまで「アクセラ」として販売されていたモデルを「マツダ3」としてフルモデルチェンジ。
同年7月には、「デミオ」を「マツダ2」に変更し、デザインなどにも手をいれたマイナーチェンジを実施。同じく、「アテンザ」も「マツダ6」に車名変更するなど、グローバルで統一した車名にしています。
また、2019年9月にはコンパクトSUVの「CX-30」を日本で発売。同年12月にはマツダ3にガソリン車とディーゼル車のメリットを兼ね備えた「スカイアクティブX」を搭載したモデルを投入し、その後、CX-30にも搭載しています。
さらに2020年10月には、CX-30に続く新型SUVとして「MX-30」を投入。欧州では電気自動車として、日本ではマイルドハイブリッド車と電気自動車(2021年1月投入予定)として、各国の環境規制に対応するべく登場しました。
このように、日本市場ではグローバルに合わせた動きを進めていたほか、グローバル全体では第7世代商品群のなかでコンパクトなモデルに注力していたのです。
そして、前述の決算報告で今後2年以内における動きとして、既存のガソリン・ディーゼル・スカイアクティブXのアップデートを実施。
さらには、ラージ商品としてエンジンを縦置きに配置するプラットフォーム、直列6気筒エンジン(ガソリン/ディーゼル/X)を展開するとしています。
また、電動化ではプラグインハイブリッドや48Vマイルドハイブリッドの投入かつ、マツダが誇るパワートレインのロータリーエンジン技術を活用したマルチ電動化技術を展開する予定です。
これらのことから、マツダラインナップのラージ商品となるマツダ6や「CX-5」、「CX-8」、「CX-9(北米向けSUV)」などの大きな改良が実施されると見られます。
さらには、かねてからコンセプトカーとしてお披露目されていた「RX-VISION」に電動化されたロータリーエンジンもしくは、直列6気筒エンジンが搭載されて登場する可能性も期待出来ます。
一方でグローバルでの環境規制は年々強化されており、欧州各国では2030年から2040年にガソリン/ディーゼルの販売を禁止する方針です。
また、北米市場はほかの地域に比べて燃費規制に本腰を入れていませんでしたが、カルフォルニア州でも2035年にガソリン車の販売を禁止。
世界でもっとも電動化が進んでいる中国でも2035年に電動車以外の販売を禁止する方針を示すなど、ガソリン車ならではの魅力あるモデルは今後15年以内に無くなっていく可能性が高いのです。
また、現時点ではガソリン/ディーゼルは販売禁止になっていないものの、欧州では厳しい燃費規制が導入されますが、それに対する対応としてマツダは協業しているトヨタのハイブリッド技術を活用するようです。
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November 22, 2020 at 08:11AM
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