Thursday, February 18, 2021

ロビンフッドとシタデル経営幹部が議員と論戦、取引制限巡り-公聴会 - ブルームバーグ

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米ゲームストップの株価乱高下を巡り米下院金融委員会が18日に開いた公聴会で株取引アプリ運営の米ロビンフッド・マーケッツとヘッジファンド運営会社シタデルの経営幹部が議員らと論戦を展開した。議員らは両社が個人投資家を犠牲にして利益を得ているのではないかと追及したが明確な回答を得られず、不満をあらわにした。

  ゲームストップの18日終値は11%安の40.69ドルと、約1カ月ぶりの安値を付けた。

  注目を集めた同公聴会で、ロビンフッドのウラジミール・テネフ最高経営責任者(CEO)とシタデルを率いるケネス・グリフィン氏はゲームストップ株などの取引制限や、取引手数料無料をうたっているロビンフッドのアプリは本当に「無料」なのかといった問題で集中砲火を浴びた。

  テネフ、グリフィン両氏の発言が途中で遮られたり、議員らから冷笑を受けたりする場面もあったが、両氏は一貫して、長くウォール街が独占してきた市場への個人投資家のアクセスを社として助けてきたと主張した。

  ロビンフッドは個人投資家にリスクを十分に伝えていないと批判されてきた。マロニー下院議員(民主)は、「個人投資家が足元をすくわれることがないようにする」必要があると指摘。

  テネフ氏はロビンフッドが顧客に必要な対応ができていなかったと認めた上で、「起きてしまったことを遺憾に思う」と発言。「これまで全く誤ちがなかったと言うつもりはなく、今後、改善していくということを約束したい」と語った。

  シャーマン下院議員(民主)はグリフィン氏の不明確な回答に不満を表し、「あなたのために私は時間を無駄にしている」と非難した。

  下院金融委員会のウォーターズ委員長は「米国の多くの人々は制度が自分たちにとって不利で、何があろうと常にウォール街が勝つと思っている」と指摘。ゲームストップ株の問題は一部ヘッジファンドの「略奪的な手法」を浮き彫りにしたとの認識を示した。

Virtual Hearing On GameStop Corp.

バーチャル形式の公聴会で発言するウォーターズ委員長(2月18日)

写真家:ダニエル・アッカー/ブルームバーグ

原題: Robinhood, Citadel CEOs Spar With Lawmakers Over Retail Trading GameStop Slumps as Lawmakers, Fund Chiefs Spar on Retail Traders GameStop Shows ‘Predatory Ways’ of Wall Street, Waters Says (1)(抜粋)

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