東和エンジニアリング(東京都千代田区)は2日、会話をしているとAIがアイデアのヒントを教えてくれるサービス「ピンとくる」の提供を開始したと発表した。会話に出てくるキーワードを拾い、AIがインターネット上で関連ワードなどを自動検索して表示。会議でのひらめきをサポートする。
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「ピンとくる」はクラウドで提供する。料金は月額3万円(税別)。パソコンやスマホ、インターネットの環境があればすぐに導入できる。人と人が会話をしていると、その中に出てくるキーワードをピックアップして関連ニュース記事などを検索してディスプレイに表示する。
ニュース記事は見やすいカード形式で表示する。気になるニュースがあれば、クリックするかQRコードを読み込めば詳しい内容をチェックできる。
ひとつのキーワードから知らなかった情報が広がっていき、ひらめきにつながる。「アイデアが浮かばない」「会議が盛り上がらない」などの課題を解消する。会議のブレーンストーミング以外にも、アクティブラーニングなどでの活用も想定している。
その他にも会議をサポートする機能も搭載。会議時間を設定しておけば、残時間を数字と色で見える「タイマー機能」がある。参加者に時間を意識させることで、「会議時間が超過してしまう」という悩みを解決する。会議終了5分前のメッセージも表示し、終了のアナウンスも行う。
会議が終わった後には、会話に出てきた単語をまとめたデータをダウンロードすることもできる。どんな話題が上がっているかを蓄積することができる仕様だ。
キーワードだけでなく、会議の時間や種別、開催回数なども蓄積する。会議の開催実態を把握すれば、運営の改善につなげることも可能だ。
働き改革が推進される中、コミュニケーションの質と量が低下するという課題がある。「ピンとくる」は、AIが対面のコミュニケーションの充実をはかる。会話に出てくるキーワードをフックに、ネット上の膨大な情報の中からアイデアのヒントを提示。予想外の観点や話題の広がりにつなげたい考えだ。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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