Wednesday, September 7, 2022

北朝鮮「衛星発射場」でエンジン燃焼実験か 関係国警戒強める - nhk.or.jp

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アメリカのシンクタンクは、北朝鮮北西部の「衛星発射場」で過去数週間に、エンジンの燃焼実験が行われた可能性があるという分析を明らかにしました。韓国では、北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイルや「人工衛星」を打ち上げるためのロケットなどに使うエンジンの試験を行った可能性が高いとする見方が出ていて、関係国は警戒を強めています。

アメリカのシンクタンク、CSIS=戦略国際問題研究所は、先月31日に撮影された北朝鮮北西部トンチャンリ(東倉里)にある「ソヘ(西海)衛星発射場」の衛星写真を分析した結果、過去数週間に、エンジンの燃焼実験が行われた可能性があるという分析を明らかにしました。

写真では、エンジンの実験台付近の草木が燃えた痕跡などが確認できるとしたうえで「未公表の実験が行われたことを示している」と指摘しています。

韓国の専門家からは、北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイルや「人工衛星」を打ち上げるためのロケットなどに使うエンジンの試験を行った可能性が高いとする見方が出ています。

「ソヘ衛星発射場」をめぐっては、キム・ジョンウン(金正恩)総書記がことし3月に視察した際、軍事偵察衛星などを「大型運搬ロケット」で打ち上げられるよう施設の改修や拡張を指示していて「人工衛星の打ち上げ」と称して事実上の長距離弾道ミサイルが発射される可能性も指摘されており、関係国は警戒を強めています。

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