クボタは28日、開発中の水素エンジンを小型発電機大手のデンヨーの製品に搭載すると発表した。クボタの水素エンジンが実用化されるのは初めて。脱炭素の流れを受け、クボタは電動や燃料電池車(FCV)のトラクター、水素エンジンなどを開発している。発電機に加えて将来的には農機や建機などにも活用したい考えだ。
デンヨーが2025年以降の販売を目指す発電機に、クボタ製の水素エンジンを搭載する。水素だけを燃料とすることで、燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しない。デンヨーはコマツなどの協力のもと、水素と軽油を燃料としてCO2を5割削減する発電機の23年の量産開始も目指している。
温暖化ガスの排出抑制のニーズが増えるとみて、水素のみを燃料とする発電機を初めて投入する。発電機は持ち運び可能で、建設現場における機械の電源としての利用を見込む。
クボタは水素エンジンの正式販売の時期を明らかにしていない。「法令整備や水素供給インフラなど、水素エンジンの実用化にはまだまだハードルがある」(クボタ)とみて、発電機や産業機械などへの実装を見据えながら研究開発を続ける考えだ。
からの記事と詳細 ( クボタ、初の水素エンジン搭載へ デンヨーの発電機に - 日本経済新聞 )
https://ift.tt/tgLlNxs
0 Comments:
Post a Comment