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2020年11月16日(月)11:06 am
F1が2026年以降もハイブリッド方式エンジンを採用する計画であることを明らかにした。
F1では2014年にパワーユニットとも呼ばれるハイブリッド方式エンジンを導入。以降、メルセデスが圧倒的な力を示し、ライバルたちに付け入る隙を与えないシーズンが続いている。
内燃機関とMGU-H(熱エネルギー回生システム)、MGU-K(運動エネルギー回生システム)などが組み合わされた現在の1.6リッターターボエンジンは非常に複雑なテクノロジーが用いられていることから開発・製造コストも大きく、これが新規エンジンメーカーの参入を妨げているのは事実だ。
こうした状況を打開するには、2025年まで結ばれているコンコルド協定が満期を迎えた後、2026年以降はもっとシンプルな構造のエンジンレギュレーションに変えるべきだとの考えを持つ者もいる。
だが、F1は12日(木)に出した声明の中で次のように述べている。
「F1は自動車産業界において次世代に向けた漸進的な技術を導入するプラットフォームとしての役割を長く担ってきた」
「我々にはハイブリッド技術と持続可能な燃料の組み合わせによる次世代エンジンによってその役割を果たすチャンスがあると信じている。それゆえ、F1のワーキンググループ及びFIA(F1統括団体の国際自動車連盟)のメンバーは持続可能燃料による将来のエンジン規格を研究する準備を整えている」
ちなみに、「持続可能な燃料」とは「合成燃料」とも呼ばれるもので、化石燃料を使わずに太陽光や風力などの再生可能エネルギーで作られた電力を用いて大気などから抽出された炭素などを加工して製造される燃料のことだ。
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