【NQNニューヨーク=川内資子】18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=105円60~70銭で取引を終えた。週間の米新規失業保険申請件数が増加し、米労働市場の回復の鈍さが意識され、ドル売りが優勢となった。
米新規失業保険申請件数は86万1000件と2週連続で増え、市場予想(77万3000件)も上回った。米南部の寒波などが今後数週間の雇用に悪影響を及ぼすとの見方は多い。米労働市場の回復の鈍さは当面続くとの観測が広がり、幅広い通貨に対してドルが売られた。
ただ、米長期金利の先高観は強く、円買い・ドル売りの勢いは限られた。長期金利の指標となる米10年物国債利回りは足元で1.3%前後と1月末時点(1%強)から大きく上昇し、1年ぶりの高水準にある。日米金利差が拡大するとみる市場関係者は多い。
円の高値は105円60銭、安値は105円87銭だった。
円は対ユーロで反落し、前日比30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=127円70~80銭で取引を終えた。
ユーロはドルに対して4営業日ぶりに反発し、前日比0.0050ドル高の1ユーロ=1.2085~95ドルだった。米新規失業保険申請件数の増加を受けて、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。
ユーロの高値は1.2094ドル、安値は1.2063ドルだった。
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