Saturday, August 6, 2022

カーボンニューニュートラル燃料がエンジンを救う日| - @DIME

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 クルマの電動化は徐々に進んでいるが、何も駆動力だけが電動化ではない。が、駆動力を電気モーターに置き換えるには、その前に順番があることはお伝えしたい。

 最近カーボンニュートラルという言葉をよく耳にすると思うが、CO2を排出しないという意味ではない。「え?」と思われるかもしれないが概念としては「大気中にあるCO2を増やしていない」ということ。

 トヨタ、SUBARUがスーパー耐久レースという自動車レースで、カーボンニュートラル燃料(CNF)を使ってレース参戦をしている。ここで使われている「CNFとはなんぞや?」という人も多いと思う。

「SUBARU BRZ」は市販エンジンのままCN燃料で走る。

大気中のCO2を増やしていない

 資源エネルギー庁の概念図を見ると一目瞭然。CO2(二酸化炭素)とH2(水素)を使いFT法という化学合成によって作る合成燃料こと。中でも水素を作る時に使われるエネルギー、主に電力だが、そのエネルギーが再生エネルギーによって水の電気分解から得られた水素を使っている場合は、e-fuelという呼び方をしている。

 それで大気中にあるCO2を増やしていないというのはどういうことか。この合成燃料を作る過程で使われるCO2は、工場などから排出されるCO2を利用して作られている。その作られた合成燃料でクルマを走らせると、通常のガソリン車と比較してほぼ同等量のCO2は排出される。

 だが、排出されたCO2の回収量と、クルマから排出されたCO2の量を比較すると、回収量のほうが多い、もしくは同等量という理屈であり、大気中のCO2は増やしていないという考え方になる。だから「カーボンニュートラル」合成燃料のほかにマツダが開発しているバイオディーゼル燃料というのもある。これも概念としては同じで、植物由来系で作られたCN燃料と考えていい。植物系といっても食物を使っているのではなくミドリムシ、藻類から作っておりこちらも大気中のCO2は増やさないCN燃料だ。

 そしてCO2の回収技術であるDAC技術というのが今、もの凄いスピードで研究されていて、大気中のCO2をどんどん回収することができれば合成燃料がより作りやすくなるということになる。

実用性は十分

 そしてレースでテストされているエンジンは市販車のエンジンだ。トヨタのGR86には自社エンジンのGRヤリスに搭載している3気筒1.6Lターボを搭載。(正確には1.4Lに排気量ダウンしている)そしてスバルBRZは市販状態のままのエンジンにこのCN燃料を使って、トラブルが出ないか?エンジンへの攻撃性はどうか、実用性はどうか?などがテストされている。

 このCN燃料はじつはガソリンのJIS規格に合わせて作られているため、エネルギー密度の違いや成分の違いはあれど、ガソリンとほぼ同等の性能を出すレベルになっているので、ガソリンの代替燃料として使えるのだ。

 そのCN燃料に関する課題は、日本自動車技術会が開催するフォーラムでも、代替燃料として大枠での課題点は小さいと説明している。ただし経済産業省資源エネルギー庁が発言しているように、製造技術の確立が課題であり、製造効率(DAC技術等)も課題であり、現在、さまざまな方法が研究開発の段階にあるという。さらに、これらの課題に関連するコストの問題もあると。

 現状は原油からの精製よりも製造コストが高く大量生産を考えた時、実用化の道は遠い。しかし、経済産業省は「脱炭素燃料」という環境価値を踏まえて考えるべきだ、とも発言しており、既存の燃料と単純比較を行なうことは適切ではないというのだ。

 自動車技術会のフォーラムでは「リッターあたり、0(ゼロ)がひとつ増える価格」という現状なので、1Lで2000円付近のようだ。これも技術の進歩により、変化すると思うが、実用化された時我々は、高級な燃料になる可能性も覚悟する必要があるだろう。

 一方で、このCN燃料のメリットは、世界中にあまたあるエンジンに使用できることだ。実用化されれば中古車でも使用でき、将来の代替燃料として期待されているのだ。

「GR86」にはトヨタ製のエンジンが搭載されレースに参戦。

電源構成と手のひら返し

 ちなみに、発電のキーとなるものは水素とアンモニアというのがトレンドで、電源構成に変化をもたらされるか期待したい。ちなみに、政府発表の日本の電源構成は2019年火力76%、再生エネルギー18%、原子力6%。それを2023年度目標として火力42%、原子力20~22%、再生エネルギー36~38%としている。

 欧州全体でみると発電だけでなく供給量でみると、天然ガスが41%も占めており、ロシアからの天然ガスが占める割合は大きい。そうした中、ロシアの力による一方的な現状変更により、ロシア産天然ガスに依存度の高いEU諸国は「脱炭素」の錦の御旗は掲げているものの、ガソリン車の延命を提案し始めているのだ。

 2030年、2035年にはガソリン車、ハイブリッド車の販売禁止や、あるいはEVだけに限定するような過激と受け止められる変化を要求してきたが、いざ、プーチン政策によってロシア産天然ガスの蛇口を閉めるようなった今、欧州は苦しんでいる。そして石炭火力の復活をドイツは期限付きだが始めており、内燃機関車(エンジン)の販売禁止は2040年にしようという意見まででてきている。どうも自分達の都合が優先されているようにも見える。

 段階的に脱炭素に向かう必要はあると思うが、その手順を間違えず一歩ずつ着実に進める必要があると感じる。最近、ルノーが自社開発したオリジナルのハイブリッド車がデビューしている。これはルノー単独の開発で日産、三菱のアライアンスとは別のベクトルで開発されている。

 このように欧州のカーメーカーがハイブリッド車を開発するように、高効率な環境車の価値を認めているわけで、今、最も重要なのは脱炭素に向けた手順を間違えないことを日本の政府には期待したい。

 ちなみに2021年6月に経済産業省から「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が策定さている。こちらは産業界全体を俯瞰しての成長戦略である。忘れてはならないのは、一般企業が挑戦していることであり、脱炭素がビジネスになるかどうかが重要なのだ。

 だから、クルマのレースで好成績が出たとしても、関わる民間企業が商売になっていくのかが大事で、新たな社会構図が完成したときにCN燃料は実用化されるはずだ。逆にビジネスの見通しが経たなければ終わった技術になっていく運命にある。さらにCASEに対する電動化でもさまざまな企業との連携が必要であり、産業構造の変化が重要な鍵になっている。

文/高橋アキラ(モータージャーナリスト)

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2022年型フェラーリエンジンの分析!コンプレッサーは何処へ行った?! - F1モタスポGP.com

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2022年型フェラーリパワーユニット066/7は、大きなパワーアップを果たしたがトラブルが続出、信頼性と言う面では苦境に立たされている。

2025年末までパワーアップに繋がる開発が凍結されるため、このような事態になっている事は否めない。

ルノーも同じような状況であり、パフォーマンスを優先して耐久性は二の次となっています。

新しいフェラーリエンジンはレイアウトを変更している。

新たな画像を元にこれを紐解いていきたいと思います。

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フェラーリのタービン位置は前方&上方へ

https://twitter.com/NicolasF1i

画像の角度の違いはあるが、エンジン後方の取付ボルト位置、エキゾーストがタービンへ繋がる位置を比較するとフェラーリのタービン位置は前方へ移動している。

(2021年型はタービン位置がわかる画像が無く比較出来ない。)

タービンの中心軸は、前方にある円型水冷インタークーラーよりかなり上方に位置する。

エアボックスフィルターの変化

2021年までのエアボックスは、コンプレッサーの圧縮空気を前にあるインタークーラーに導くパイプラインによって2分割されていた。

2022年型で一つのエアフィルターになっています。

この位置は2021年型とほとんど変わっいない、よってコンプレッサーがこの下にあると言うのは強引すぎる予想となってしまう。

数少ない2021年型のこの画像を見ると、タービン位置は前方に移動、そして若干上方にずらされているように見える。

2021年までのターボ&コンプレッサー&MGU-Hのレイアウト(現物では無いので注意)

フェラーリはスプリット型を否定しているので、このレイアウトのままだと思われる。

2022年型フェラーリ066/7エンジンのレイアウト予想

円型水冷インタークーラーは、その中心より真っ直ぐに高温の圧縮空気を入れる事で最大の効果を発揮するものです。

コンプレッサーで圧縮された空気は渦流状態になっており、円の中心より空気を取り込む事で、冷却フィンに沿って流れやすくなります。

後方にあるコンプレッサーからのパイプラインはVバンクの底を通ってインタークーラーへ繋がっていると予想します。

またコンプレッサーはエンジン後方のVバンク内に押し込められていると考えています。

※赤:タービン、青:コンプレッサー、緑:MGU-H

フェラーリのタービン軸はメルセデスやホンダよりもかなり高い位置にあります。

コンプレッサーの外形を納める為に、そのような設計になっているでしょう。

可変吸気システムが入っているプレナムチャンバーから出るダクトが、それをよけるように横に張り出している。(ホンダの場合は何も無いそのスペースを通る)

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フェラーリのコンプレッサーは外形が小さい、その為にラグが少なく加速に優れるとの予想もあるようです。

タービン軸が高い事は重心が上がってしまうリスクもあるが、センタークーリングを使っていなかったり、ラジエーターを極力下方に集中させているF1-75ならバランスが取れる。

事実、速さはナンバー1なのです。

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Friday, August 5, 2022

日野エンジン不正が拡大、取引先に影響 風通しの悪い風土に原因 - 日経ビジネスオンライン

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日野自動車がエンジンの排ガスや燃費の性能を偽っていた問題を調べていた特別調査委員会が報告書を公表した。少なくとも2003年から不正を重ねていたことが明らかになり、不正対象の商用車は56万台にも膨れ上がった。トヨタ自動車傘下のトップメーカーが長年不正に手を染めていたことに、業界関係者からも不安の声が広がる。

 「2000年ごろから規模拡大を進めた結果、余力がなくなり、品質、コンプライアンス(法令順守)、人材育成が後回しになった。(生産関連の)スケジュールや数値目標が優先されやすい環境や仕組みになっていた」

 日野自動車のエンジンの排ガスや燃費の性能を偽っていた問題で、同社の小木曽聡社長は8月2日の会見でこう述べ、陳謝した。

エンジン不正問題の拡大を受け、陳謝する日野自動車の小木曽聡社長(8月2日、写真:日刊工業新聞/共同通信イメージズ)

エンジン不正問題の拡大を受け、陳謝する日野自動車の小木曽聡社長(8月2日、写真:日刊工業新聞/共同通信イメージズ)

 この会見に先立ち、外部の弁護士らによる特別調査委員会(委員長・榊原一夫元大阪高等検察庁検事長)が報告書を公表。それによると、日野自では少なくとも03年からエンジン不正が行われていたことが分かった。対象車両は3月4日に公表した約11万5000台から、新たに判明した分だけで約56万7000台に増えた。

取引先などに出荷停止の動き

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最後の高性能ガソリンエンジン車となりそうな、Z史上もっともパワフルな"史上最強のZ" - &GP

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きっと、モーターを組み合わせない高出力のガソリンエンジンの「フェアレディZ」はこれが最後になるだろう。

日産としてはそんなことはいっていませんが、クルマ好きの多くはそこに気が付いているのではないでしょうか。地球温暖化対策として二酸化炭素削減が声高に叫ばれる昨今、自動車メーカーもそれに従わなければなりません。EVなど走行時に二酸化炭素を出さないクルマが推奨されるのに加え、それ以外のクルマでも燃費をよくすること(燃やす化石燃料が減れば排出される二酸化炭素も減る)が求められています。

その影響で、国や地域によってはメーカーが販売するクルマの燃費の平均値が基準を下回ると罰金を払わされる制度もスタート。罰金を回避したい自動車メーカーは燃費向上に力を注ぎ、その結果、今後はますますハイブリッドカーが増えていくことでしょう。

燃費の悪い高出力エンジンなんてもってのほか。クルマ好きにとっては悲しいですが、それが現実です。

そんな背景を知れば、多くの人はイメージできるでしょう。モーターを組み合わせず405psと超高出力のエンジンを積んだ新型フェアレディZが2022年にデビューする
なんてもはや奇跡に近いこと…だと。

最後の、ピュアエンジンの、超高性能のZが登場した。その時点で、もはやクルマ好きにとっては胸アツなのです。

【次ページ】Z史上もっともパワフルなZ▶

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Thursday, August 4, 2022

エンジン技術は消えるのか、“新天地”求めリケン・日ピスらが模索 - ITpro

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全3237文字

 「このままではじり貧になる。消える前に、何とか“新天地”を探さないと」――。悲壮感を漂わせながら訴えるのは、ある日系エンジン部品メーカーの幹部である。内燃機関車の販売禁止や電気自動車(EV)シフトといった逆風が吹き荒れるエンジン部品業界で、生き残りに向けた動きが表面化してきた。

 大きな動きがあったのは2022年7月27日。リケンと日本ピストンリングが、2023年をめどに経営統合することで基本合意したと発表した。2022年11月中の最終合意を目指し、2023年4月に共同持ち株会社「リケンNPR」を設立する予定。

自動車用エンジンのピストンリング

自動車用エンジンのピストンリング

写真は日本ピストンリングが量産中の製品。(写真:日経Automotive)

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 両社はいずれも、エンジンのピストンリングを主力製品とする自動車部品メーカーである。リケンの主要顧客はホンダで、日本ピストンリングはトヨタ自動車に部品を多く供給する。今回の統合によってリケンNPRは、ピストンリング市場の世界シェアが3割近くに高まる見通しである。

 リケン社長兼最高経営責任者(CEO)兼最高執行責任者(COO)の前川泰則氏はかねて、「エンジン車のピークは2030年前後」と語ってきた。ピークを過ぎてもエンジン車がすぐになくなるわけではないが、今が動くときだと判断したのだろう。経営統合によって規模を確保し、残存者利益を狙える競争力や体力を維持していく。

 残存者利益を狙う道は、「攻めと守り」で言うと守りにあたる。だが、守る一方では、冒頭の発言のようにいずれじり貧になる。そのことを部品メーカー各社は肌で感じており、生き残りに向けた攻め筋を探る。エンジン技術の新しい出口はどこか。

水素エンジンにEV用モーター

 リケンが新天地の1つとして取り組むのが水素エンジンの領域である。「水素・新エネ事業推進室」を立ち上げ、新潟県の柏崎事業所で水素エンジンの実機評価を2022年5月にスタートさせた。「既に国内外複数社のメーカーのプロジェクトで試作品の引き合いを受けている」(同社)状況だという。

水素エンジンの実機評価設備

水素エンジンの実機評価設備

リケンが柏崎事業所に設置した。(写真:リケン)

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 同社は水素エンジンの他に、「新製品開発部」で電波雑音(ノイズ)対策部品や樹脂部品などの展開を強化している。一例が、ミリ波レーダーやECU(電子制御ユニット)向けの樹脂ケースである。アルミニウム(Al)合金製の従来品に比べて「30%以上軽い」(同社)という。樹脂表面に金属のコーティングを施すことで電磁波シールド性を持たせた。

リケンが開発したミリ波レーダー用ケース

リケンが開発したミリ波レーダー用ケース

樹脂の表面を金属でコーティングした。(写真:日経Automotive)

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 日本ピストンリングは、小型EV向けの「アキシャルギャップ型」モーターを開発中だ。技術の肝は、「エンジン部品で培った焼結技術を活用したコア(鉄心)」(同社の開発担当者)である。アキシャルギャップ型モーターは鉄心の形状が複雑になるため、電磁鋼板を積層して造るのが難しい。

小型EV向けの「アキシャルギャップ型」モーター

小型EV向けの「アキシャルギャップ型」モーター

日本ピストンリングが開発した。既に試作車を用意して走行実験済み。(写真:日経Automotive)

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 同社は、金属の粉を圧縮成形して焼結する技術を使ってアキシャルギャップ型モーターの鉄心を造った。エンジン用カムシャフトの製造技術を活用した。同社のカムシャフトは、スチールパイプに合金製のカムロブ(カムの山になる部分)を焼結する技法で造る。

日本ピストンリングが量産するエンジン用カムシャフト

日本ピストンリングが量産するエンジン用カムシャフト

吸排気バルブを開閉させる役割を担うカムロブ(カム山)は、金属粉を焼結して造る。(写真:日経Automotive)

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 エンジン技術の活用策を模索するのはリケンや日本ピストンリングだけではない。

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Wednesday, August 3, 2022

エンジニアリングプラスチックの市場規模、2027年に1409億米ドル到達予測 - Dream News

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株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:小野悟、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「エンジニアリングプラスチックの世界市場:種類別 (ポリカーボネート、ポリアミド、ABS、PET&PBT、POM、フッ素樹脂)・最終用途産業別 (自動車・輸送機械、電気・電子、工業・機械、包装)・地域別の将来予測 (2027年まで)」(MarketsandMarkets)の販売を8月3日より開始いたしました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama1103427-engineering-plastics-market-by-type-polycarbonate.html

エンジニアリングプラスチックの市場規模は、2022年の1072億米ドルからCAGR5.6%で成長し、2027年には1409億米ドルに達すると予測されています。同市場は、自動車・輸送、電気・電子、産業・機械、包装、家電などの最終用途産業とともに成長しています。これらの産業の急成長が、エンジニアリングプラスチック市場の発展に寄与すると考えられます。

COVID-19のエンジニアリングプラスチック市場への影響

COVID-19の発生は、全世界のエンジニアリングプラスチック市場の最終用途産業に影響を与えました。社会的な距離を置く規範によるロックダウンや製造オペレーションの中止などから、その影響は経済にも及びました。

COVID-19が大流行する中、多くの企業が事業を継続するために短期計画を導入しました。企業は、非接触型配送によるオンラインプラットフォームでの製品販売を開始しました。

牽引要因:最終用途産業の成長

エンジニアリングプラスチック市場は、自動車・輸送、電気・電子を中心とした最終用途産業からの需要増加により、力強い成長を遂げています。今後数年間は、この最終用途産業が市場を牽引することが予想されます。

テレビ、アイロン、冷蔵庫などの家電製品の販売増に伴い、電気・電子業界でもエンジニアリングプラスチックの需要が高まっています。これらのプラスチックは、家電製品の製造に不可欠な要素となっています。

抑制要因:その他のポリマーとの競争激化

エンプラ材料は、特に低価格帯のエンプラ樹脂において、他のポリマーとの厳しい競争にさらされています。例えば、ABSはポリプロピレンなどの汎用ポリマーとの競争にさらされています。ポリプロピレンは柔軟かつ強靭で、エチレンと共重合させることで優れた性能を発揮します。他のポリマーからのこのような脅威は、消費財や家電製品などのコスト競争力のある市場においてより顕著に表れます。

市場機会:経済的に魅力的な市場

エンジニアリングプラスチックの需要が高まり、その用途が広がっていることから、多くのプレーヤーが市場に参入し、世界各国で、グローバルプレーヤーとローカルプレーヤーの増加が見受けられます。このような競争の激化とエンジニアリングプラスチック市場の細分化が、市場の魅力を際立たせています。

課題:プラスチックの使用と環境リスク
プラスチックは環境に有害であり、その使用は環境NGOから頻繁に批判されています。特に自動車産業や包装産業で使用されるプラスチックは、固形廃棄物の処理問題や経済的なリサイクルの観点から非難の対象となっています。これらの業界では、エンジニアリングプラスチックを製品に組み込むことにとても慎重です。

【 無料サンプル 】
当レポートの無料サンプルは、こちらからお申し込みいただけます。
https://www.gii.co.jp/report/mama1103427-engineering-plastics-market-by-type-polycarbonate.html

【本件に関するお問合せ先】
<アジア最大の市場調査レポート販売代理店>
株式会社グローバルインフォメーション
マーケティング部
E-mail:dbm@gii.co.jp
TEL:044-952-0102(9:00-18:00 土日・祝日を除く)
URL:https://www.gii.co.jp

【会社概要】
1995年の創立以来、海外市場調査レポートの販売を通じて企業のグローバル展開を支援しています。世界5カ国に拠点を持ち、海外の提携調査会社250社以上が発行する調査資料約10万点をワンストップでご提供。市場情報販売のグローバル・リーディングカンパニーを目指し、企業ならびに社会の発展に寄与すべく、お客様にとって真に価値ある情報をお届けしています。

創立:1995年
所在地:215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
事業内容:市場調査レポート/年間契約型情報サービスの販売、委託調査の受託
市場調査レポート/年間契約型情報サービス:https://www.gii.co.jp
委託調査:https://www.gii.co.jp/custom_research/

当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました(東証スタンダード市場:4171)。

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欧州も注目するカーボンニュートラル燃料は、エンジン用の化学電池だ - ITpro

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全4926文字

 エンジン搭載車におけるカーボンニュートラル(CN)実現に向けて、欧州と日本で大きな動きがあった。電気自動車(BEV)を強く推進してきた欧州は風向きが少し変わり、ドイツを中心にCN燃料の取り組みも加速する。日本では、CN燃料を使った車両が耐久レースを走り、トヨタ自動車が中心となった技術研究組合が立ち上がった。

カーボンニュートラル燃料を使うレース車両が続々

カーボンニュートラル燃料を使うレース車両が続々

マツダは2022年6月に開催された「富士24時間レース」に、100%バイオディーゼル燃料を使用した「MAZDA2 Bio concept」で参戦した。写真奥に見えるのは、トヨタ自動車の「水素エンジンカローラ」。(写真:日経Automotive)

[画像のクリックで拡大表示]

 液体のCN燃料は、エンジン搭載車が排出する温暖化ガスを実質ゼロにする高エネルギー密度の化学電池(バッテリー)だ――。合成燃料(e-fuel)やバイオ燃料といったCN燃料に自動車業界が力を注ぐ理由はここにある。

 この主張は、ドイツのマックス・プランク化学エネルギー変換研究所の国際会議での講演から拝借したものだ。2022年4月にオーストリアで開催されたパワートレーンの国際会議「第43回Vienna Motor Symposium(ウィーンモーターシンポジウム)」で、ドイツのマックス・プランク化学エネルギー変換研究所などが、二酸化炭素(CO2)と水素(H2)からe-ガソリンを製造するプロセスを紹介。

 その中で液体のCN燃料は、サーキュラーエコノミー(循環型経済)にも対応するCO2ニュートラルな化学電池(Chemical Batteries)だと主張した。もともと、2次電池は電気化学技術の製品だが、ここでいう化学電池とは、エンジンの動力エネルギーに変換できる化学エネルギーを液体燃料として蓄えることを意味する。その中でも、e-メタノールよりe-ガソリンのほうが質量エネルギー密度が高く、良質な化学電池だと強調する。

 マックス・プランク化学エネルギー変換研究所は、マックス・プランク協会傘下の84の独立した研究所の1つである。協会は今までに、アインシュタインをはじめとする37人ものノーベル賞受賞者を輩出してきた世界最高峰の非営利学術研究機関である。

欧州でCN燃料に追い風

 前のコラムでも記載した通り、2021年7月に欧州委員会(EC)から出された欧州グリーンディールの包括的な法案「Fit for 55 Package」の中の「乗用車および小型商用車のCO2排出基準の改正案」(実質2035年に内燃機関搭載車の新車販売禁止)が、2022年6月29日に欧州の閣僚理事会で支持された。

 ただしECは、e-fuelを含むCN燃料技術やプラグインハイブリッド車(PHEV)技術の進捗を考慮して、2026年に見直しを実施することも確認した。この文言の追記が大きな変化点だ。

 CN燃料への追い風はこれだけではない。

 欧州自動車工業会(ACEA)は、2028年までに再生可能エネルギーを活用した合成燃料のCO2削減量を評価すべきである、とのスタンスをとる。ドイツ自動車工業会(VDA)は、「CNに向けて常に技術中立であり、あらゆる技術革新を阻害してはならない。水素やe-fuelへの投資にもインセンティブを与えるべきだ」と強調する。

 欧州自動車部品工業会(CLEPA)は、CO2低減はWell to Wheel(WtW:1次エネルギーから走行中まで)で議論すべきで、高効率エンジン技術と再生可能燃料技術の組み合わせシナリオを強く推奨する。業界団体のほかに、ドイツ政権は2035年以降でもe-fuelを利用できるエンジン搭載車の新車販売は可能とする旨を連立協定書に明記した。

 現時点では、欧州閣僚理事会でのCN燃料などのただし書きに強制力はない。自動車業界は静観しているものの、ECの乗用車などのCO2排出基準改定案は見直される可能性が出てきた。

 一方、環境NGO(非政府組織)では、e-fuel製造時の消費エネルギーの多さや高コスト、生産量、燃焼時の窒素酸化物(NOx)の発生による大気汚染などの観点から、自動車への適用は非現実的と指摘する。EC内でも、生産量やコストの観点から自動車より電動化しにくい航空や船舶部門への活用が有効だとの見解もある。

 自動車業界よりは優先度が高いのは確かだが、航空機や船舶での利用が進めばe-fuelの生産拠点、生産量は大きく増加していく方向となる。それにより高効率化や低コスト化が進み、近い将来ではないが、将来自動車部門への普及も確実だろう。14億台以上の既販車のCO2低減にも必須だからだ。もちろん、既販車には既存燃料にCN燃料を5~20%程度ブレンドして広くCO2低減に貢献することになる。

耐久レースでしのぎを削る日本メーカー

 政府関係や業界団体の主張が交差する欧州とは対照的に、日本では自動車メーカーをはじめとする企業がCN燃料の取り組みを積極的に進める。

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