Monday, August 29, 2022

豆腐工場のトータルプランニングが強み 食品エンジニアリング・川西「工場の『ムダ・もったいない』を無くしたい」、汚泥の肥料化の提案も/大賀美夏子社長インタビュー - 食品産業新聞社

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食品エンジニアリング企業の川西(東京都武蔵野市)は、豆腐工場のトータルプランニングを強みとしている。

大豆サイロから出荷のコンテナ詰め工程、排水処理までトータルで、個々のユーザーの工場や作りたい豆腐に適した機械を提案する。同社の大賀美夏子社長は、「工場の『ムダ』を削減し、『もったいない』を無くすことに貢献していきたい」との思いから、食品工場の排水処理工程で発生する汚泥の肥料化の提案にも力を入れている。

大賀社長は9年前に、父親である川西聡一郎氏(現会長)が経営する同社に入社。2021年8月に社長に就任した。「我が家では、週に1回『お豆腐屋さんありがとうの日』があり、豆腐料理を囲む習慣があった。父の一生懸命な姿を見て育ち、実際に入社してみて感じたのが、すごく必要とされている会社だということ。継続していかなくてはならないと思い、後を継ぐことを決めた」と、豆腐業界への思いを語る。

同社の一番の強みである工場のトータルプランニング提案では、「お客様にとって理想の工場を実現するには、特定のメーカー1社の機械だけでは難しい部分がある。当社は、絞り機や成型機などさまざまなメーカーの製品を提案することができる。当社に頼んで良かったと思ってもらえるような、お客様が儲かる提案を常に考えている」という。

〈豆腐さいの目カッターが好評、ナゲット開発など豆腐の新たな可能性模索〉
近年、好評な機械のひとつが豆腐さいの目カッターだ。総菜工場やセントラルキッチンなどで採用され、引き合いが増えている。

「豆腐が嫌いだという人はいない。しかし、ひと手間かける必要があり、もっと簡単に食べられる形にすれば消費拡大に繋がるのではないか。給食の栄養士の方は、重要なたん白源で栄養価に優れる豆腐をメニューに採用したいが、現場の調理師の方はカットする手間がかかるため使いにくいようだ。カットされた状態で納品できれば、現場は楽になり人手不足対策にも貢献できる」と、今後さらにニーズが高まりそうだ。

これら事業の柱である豆腐製造工程に係るサービスのみならず、新たな豆腐の可能性を生み出す活動にも取り組んでいる。同社は、豆腐事業者と共に、肉様食感が特徴の「豆腐のナゲット」を開発した。以前から開発に着手していた「豆腐ウインナー」を応用し、製造時に崩れてしまった豆腐などを使って、大豆粉や調味料を配合し試作したところ、おいしい「豆腐のナゲット」が出来上がったという。

「最近では豆腐をバーにした商品が話題だ。ナゲットもあらかじめ味が付いており、手軽に食べられる点が良いのではないか。大豆ミートが流行っているが、がんもどきや油揚げは昔から、(精進料理などで)肉の替わりとして食べられてきた。アピールの仕方の工夫により、まだまだ可能性があるのではないか」と話す。今後は、豆腐ナゲットを作るための製造工程を、パッケージで提案していきたいという。

さらに、食品工場の排水処理工程で発生する汚泥を肥料に転用できる取り組みにも注力する。「食品工場から出る汚泥は実は栄養がたっぷり。肥料として活用することが可能だ。産業廃棄物としてお金を払って引き取ってもらう工場が多いが、乾燥機を導入し汚泥を乾燥させることで、肥料関係業者に有価で引き取ってもらえる提案を行っていきたい。ロシア・ウクライナ情勢で肥料が高騰する中、お金をかけて捨ててしまっている部分の有効活用を進めていきたい」と話す。

成分など汚泥の質を事前に調査する必要はあるが、豆腐に限らずさまざまな食品企業に適用できるという。実際に、汚泥の乾燥機の導入が1カ所で決まると、横展開で他の工場にも採用を希望する好循環が生まれているという。

そのほか同社は、ハサップ支援や、海外での豆腐店開店など、工場に係ることなら何でも相談に乗っている。今後の会社の展望について大賀社長は、「社員一人ひとりが、お客様に必要とされ役に立っていると実感できるような、働きがいを持てる会社にしていきたい」と話す。

〈大豆油糧日報2022年8月29日付〉

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Sunday, August 28, 2022

「世界最強のクーペSUV」BMW X6M 改良新型、「XM」エンジン搭載で750馬力に!? - レスポンス

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BMWは現在、ベースバージョンと「M」バージョンを含む、『X5』と『X6』両モデルの改良新型を開発中だが、今回は『X6M』市販型の最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、これまでより若干カモフラージュを落としている。フロントエンドでは、新デザインのキドニーグリルがうっすらと見えるほか、新設計のLEDデイタイムランニングライトを備えるスリムなヘッドライトも確認できる。またバンパーには複雑なデザインの中央エアインテーク、そのコーナーにはL字型に見える吸気口が見てとれる。

BMW X6M 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)BMW X6M 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

後部では、中央のBMWバッジを覆う黒いテープを除けば、カモフラージュはほとんどない。ディフューザー、クアッドエキゾーストの配置、テールライトはすべて、現在販売されているX6Mと同じように見えるため、背面のデザインにはまだ着手していないようだ。

キャビン内は撮影できていないが、カメラマンによると、ダッシュボード全体が布で覆われていたという。おそらくBMW最新の「iDrive 8」ソフトウェアを採用したカーブドディスプレイを搭載する。BMWの最新のインフォテインメントを搭載する可能性がありそうだ。

BMW X6M 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)BMW X6M 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

パワートレインに関しては、全く異なる2つの噂がある。1つは、4.4リットルV型8気筒ツインターボ「S63」エンジンを搭載し、最高出力は600ps、高性能「コンペティション」では最大617psを発揮するというもの。2番目の噂は、現在の「S63」エンジンから新しい「S68」V8エンジンに切り替わるというものだ。

このエンジンはフラッグシップPHEV『コンセプトXM』の市販モデルで最初に搭載される予定のもので、その最高出力は750psにも達する。いずれにしてもBMWは「世界で最も強力なクーペSUVになる」と語っている。

X6M改良新型のワールドプレミアは、2022年内と予想されている。

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じつは何の意味もなかった!? かつてクルマ好きの「儀式」だったエンジンを切る際の「空ぶかし」の真相 - WEB CARTOP

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内部に残ったガソリンを燃やすため!?

 1990年代ぐらいまでは見かけたものの、今や絶滅。都市伝説的な存在となっているのが、エンジンを切るときの空ぶかし。どんなクルマもやっていたわけではなくて、スポーツカー、とくにチューニングカーが多かったように思う。それゆえ、スポーツカーの衰退、MTの減少に合わせて、空ぶかし自体も消滅してしまったように思う。

 そもそもあれはなんのためにしていたのか? 当時としても正確な理由はなく、なんとなくやっていた人が多いように思う。感覚としてはキャブレターやインジェクター、さらにはシリンダー内部に残ったガソリンを燃やすためだった。最後にバッと火を点けて止める的な感覚だろうか。

【関連記事】【MT車で見かける】ギヤチェンジの際に1回空ぶかしする人がいるけど意味はある?

キャブレター画像はこちら

 実際のところ、残ったガソリンを最後に燃やす必要はないし、そもそも内部に残っていない。次にエンジンをかけるときにかかりやすいという人もいたが、残っていたところでなにか問題になることもなかった。ただ、実際には逆効果になる、という説もあった。最後にアクセルを吹かしてもイグニッションはその瞬間にオフになるので、点火されずに大量の生ガスがシリンダー内に送り込まれて、逆に残ってしまうという理屈。もっともらしいが、こちらもなにか問題があったわけではないので、杞憂レベルだろう。

 いずれにしても、所詮はガソリンなので、あっという間に蒸発してなくなってしまうため、シビアになる必要はなかった。ただ、この点に関しても、シリンダー壁に付いたオイル分を流してしまうという意見もあるにはあったが、少数意見だったし、考え出すとキリがないものでもあった。

給油口画像はこちら

 意味がないからと言って否定するのではなく、なんとなくかっこいいからやっていたというのもクルマ好きが大勢いた時代ゆえのエピソードだったりするわけで、妙に懐かしかったりする。高度にコンピュータ制御された現在では、確実にまったく意味がないことではある。

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【バイクトリビア】エンジンが「急」にかからなくなった(泣) こんなときも焦らない「エンジン始動のチェックポイント」5項目(1/3 ページ) - ねとらぼ - ねとらぼ

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Webヤングマシン

 昨日まで普通に走っていたのに、さっきパーキングに停めるまで問題なかったのに、エンジンがかからなくなった……。これは猛烈に焦る。でも、慌てずに原因を探せば多くの場合は始動できる。このチェックポイントだけは覚えておこう!

エンジンが急にかからなくなっても焦らないトラブルチェックポイント 「急にエンジンがかからなくなった〜」 こんなときも慌てないトラブルチェックポイントを解説!

エンジンがかからなくなった、その原因は?

 冬場などに何カ月も動かしていなくて、いざ乗ろうとしたらエンジンがかからないような場合は、バッテリー上がりや、故障や劣化など様々な原因が考えられる。転倒した後などは、やはりどこかが破損したために始動できないことはあるだろう。

 このような、ある程度の要因が分かっているならばまだ話は早い。自宅ならば「仕方ないなぁ」とまだ諦めもつく。

 しかし、さっきまで普通に走っていたのにパーキングで休息して走り出そうと思ったらエンジンがかからないケースもある。外出先だと、意外と焦り、慌てる。

 こんなときは故障ではなく、ちょっとした操作ミスや安全装置が作動している場合が少なくない。あっけなくエンジンがかかることも多い。落ち着いてチェックしていこう。

まずは「安全装置」をチェック!

 まずは「安全装置」をチェックしよう。もっとも多いのが、次の4パターン。

 1つめはキルスイッチ。最近のモデルはスターターボタンとキルスイッチを兼用する車種も増えており、このミスは起こらなくなりつつある。でも、とにかく確認。キルスイッチがOFF(STOP)でもセルだけ回る車種はある。これに気づかずセルを回し続けてバッテリーが上がってしまうパターンもある。必ず確認しよう。

エンジンが急にかからなくなっても焦らないトラブルチェックポイント 「キルスイッチはRUNになっているか?」自分で切ったつもりがなくても、ミラーにヘルメットをかけた時に当たったりしてOFFになった可能性もある。古いバイクの中には、キルスイッチがOFF(STOP)でもセルが回る(でもエンジンはかからない)車種もあるので要注意

 2つめはニュートラル

 3つめクラッチレバー

 4つめはサイドスタンドだ。

 ギヤが入っている(ニュートラルではない)のにセルを回して車両が飛び出してしまう事故を防ぐため、この3カ所が連動してエンジンをかからないようにしているバイクが多い。それぞれの状態を確認しよう。

 いずれの箇所も機械的なスイッチで機能させている。操作に問題がなくてもちょっとした接触不良を起こしたことで、セルモーターが回らなかったりエンジンが始動しない場合はある。キルスイッチをオン/オフしたり、ギヤをいったん1速に入れてニュートラルに戻したりといったことも試してみよう。

エンジンが急にかからなくなっても焦らないトラブルチェックポイント 「ギヤはニュートラルに入っているか?」メーターのギヤポジション表示やインジケーターランプで確認。さらにクラッチレバーを握らずに車両を前後に押し引きして、実際にニュートラルに入っているかチェックしよう
エンジンが急にかからなくなっても焦らないトラブルチェックポイント 「クラッチレバーを握っているか?」ギヤがニュートラルに入っていてもクラッチレバーを握らないとセルが回らない車種もあるので、根元までしっかり握ってみよう
エンジンが急にかからなくなっても焦らないトラブルチェックポイント 「サイドスタンドは上がっているか?」ギヤがニュートラルの他に入っていると、サイドスタンドが出ているとセルが回らない。最後まで完全に上がり切らずに途中で止まっている場合もあるので、きちんと確認

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Saturday, August 27, 2022

東レエンジニアリングが「TONOPSロジスティックス」を開発 物流の出荷から配送までの工程を最適化するソリューション - DIGITALIST

misaltag.blogspot.com ▼ニュースのポイント
①東レエンジニアリングは「TONOPSロジスティックス」を開発し、9月から販売をスタートする。
②これまでの物流システムには、工程ごとにさまざまな課題が生じていた。
③このソリューションは、AI技術を活用して、出荷から配送まで効率化する。

9月から販売スタート

 8月25日、東レエンジニアリングは「TONOPSロジスティックス」を開発し、9月から販売をスタートすることを発表した。

 これまでの物流システムは、工程ごとに管理を行い、工程ごとに最適化することが一般的であった。

 そのため、工程間で情報をやり取りするには、システムごとに情報入力が必要になり、重複した入力作業が発生するなど、効率化が求められていた。

 また、内容物確認にRFIDやバーコードが使われているが、これらを添付できる商品形状には制限があり、作業量が増加することやコスト面での課題も立ちはだかっている。

 それだけでなく、配送ルートの最適化にも大きな課題がある。

 最適な配送ルートを考えるには、個人の経験や知見に頼る部分大きいため、最適性の評価が困難なのである。

 このような物流の課題をクリアすべく誕生したのが、TONOPSロジスティックスだ。

 このソリューションでは、AI技術を活用して、出荷から配送までを効率化する。

1つのシステムで全工程を最適化

 TONOPSロジスティックスでは、物流の工程間の情報連携を可能にし、1つのシステムで各工程の最適化を行う。

 出荷物管理においては、AIの画像処理技術を活用し、商品の名前や数量を外観だけでチェックする。

 配送ルート作成においては、時間や順番だけでなく、使用できる車輛のサイズ、ドライバーの勤務時間などの条件も考慮して、最適な配送ルートを編成することができる。

(画像はホームページより)

▼外部リンク

東レエンジニアリング プレスリリース
https://www.toray-eng.co.jp/news/2022/20220825.html

▼会社概要
エンジニアリング事業やメカトロファインテック事業などを手がける企業。

会社名:東レエンジニアリング株式会社
代表:岩出 卓
所在地:東京都中央区八重洲1丁目3番22号 八重洲龍名館ビル6階

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今節の中間整備エンジン4基で注目は18号機、佐竹友樹が「行き足、伸びがいい」/びわこ - ニッカンスポーツ

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<びわこボート>◇前検日◇27日

今節は真夏日あり、雨天ありと、気象条件が変わりそう。エンジン相場よりも、スタート展示などの気配が重視される。その中で、4基のエンジンに中間整備が入った。

◇18号機…初降ろしから5節使われたが、総じて回転不足に悩まされていた。ギアケースを交換。佐竹友樹は「班では行き足や伸びがいい。スタートも届くし、中間整備で良くなってますね」と笑顔を見せた。

◇22号機…2節前に西橋奈未が乗るも、2日目に転覆して帰郷。ピストン2個、ギアケース、キャリアボデーと大幅に交換。地元新人の藤原仙二は「よく分からないけど、乗りやすいのかな。新ペラになっていたので、勉強のためにたたきます」。

◇56号機…こちらも5節使われたが、出足と伸びのバランスが取れない印象。ギアケースを交換。黄金井力良は「スタートで下がらない。数字を考えたら、乗り心地を含めて普通くらいはある。中間整備がいい方向に行ってくれれば…」と期待を込めていた。

◇65号機…7月初めに山田康二が駆るも乗り心地が良くならず、準優進出を逃した。キャブレターを交換。斎藤和政は「普通くらいと思うが、握り込みが重い。まずは、このまま1走する」。

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Friday, August 26, 2022

D1バトルで最強コスパエンジンかも。競技用アメリカンV8の基礎知識【D1GP EBISU DRIFT】 | clicccar.com - clicccar.com(クリッカー)

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■いまアメリカンV8 エンジンが注目の的?

山本選手のGRスープラ
初登場の山本選手が乗るGRスープラ。V8ツインターボエンジンが載っています

D1GP第4戦に、アメリカンV8ツインターボエンジンを積んだGRスープラが初参戦してきました。

昨年度チャンピオンの中村直樹選手も今年からアメリカンV8エンジンのスーパーチャージャー仕様を使っていることもあり、ちょっと今注目の仕様といえるかもしれません。

そこで話を聞いてみたところ、実は安くてパワーが出せて、大馬力を求めようとすると馬力あたりの単価がいちばん安いエンジンなんだとか?

というわけで、アメリカンV8エンジンの基礎知識をご紹介します。

8月20日(土)、21日(日)に開催されたD1GP第4戦と第5戦、全身フルカーボンケブラーの外装というGRスープラが登場しました。ドライバーは新人の山本航選手。マシンを製作したのはスパンレーシング。

そして、搭載しているエンジンはアメリカンV8のツインターボ仕様。排気量は6.2Lでブーストをかければ1300ps以上出せるというハイパワーエンジンです。

そういえば、今季は中村直樹選手もV8スーパーチャージャー仕様のシルビアを投入して活躍しています。このふたつのエンジン、見た目はけっこう違うのですが、兄弟? 遠縁? そして、どれくらいチューニングされたものなの? そのへんを聞いてみました。

●中村選手はLS1、山本選手はLS3ベースのLSX

中村選手のV8エンジン
中村選手のエンジンはLS1のストロークアップ仕様。前戦までボアアップ仕様でしたが、耐久性が落ちるため、ボアはノーマルサイズにもどしたそうです

まず第2戦に投入されたものの、トラブル続きでいったんは「もうイヤ」といっていた中村選手のV8エンジンですが、V8のノウハウを持っている高取サン(元D1GPドライバー)に依頼してオーバーホールを行い、きっちりメンテナンスしてこの第4戦に持ち込んできました。

現在の仕様はというと、LS1のブロックにストロークアップ用の鍛造ピストン(ボアサイズはノーマル)、クランク、コンロッドを組んで、排気量を5.7Lから6.2Lにアップしたもの。シリンダーヘッドは社外のものが組まれているそうです。

なお、LS1というエンジンはC5型のコルベットに搭載されていたものです。

●互換性が高いスモールブロックエンジン

スパンレーシングのV8エンジン
スパンレーシングのV8エンジン。今回はブーストを抑えて1000ps未満で走っていたそうです

いっぽう今回登場したスパンレーシングのGRスープラのエンジンですが、こちらはLS3をベースにしたLSXです。

さて、ここでアメリカンV8エンジンに詳しくないひとはもうなんのことかわからないでしょう。私もよく知らなかったので、スパンレーシングの奥野さんに聞いてみました。

LSXのブロック
ノーマルのブロックはアルミ製ですが、LSXはアルミではなく鉄ブロックです。それでも6気筒の2JZエンジンと比べて極端に重くはないそうです

競技によく使われるアメリカンV8エンジンというと、シボレー(GM)のLS1、LS3、LS7あたりが主流になるようです。これらは『スモールブロック』と呼ばれるシリーズで、すべてOHVの2バルブです。

数字が大きいほうが排気量も大きくなり、LS1が約5.7L、LS3が約6.2L、LS7が約7Lです。

たとえばLS1の中でも種類があったりするそうですが、それでいてこのスモールブロックのエンジンはパーツの互換性が高いこともあって、様々な社外パーツが存在し、モータースポーツ用によく使われています。

競技用トランスミッションなども、まず最初にこのスモールブロック用の型が作られることが多いというほどポピュラーなエンジンだそうです。

スパンレーシングのV8エンジン02
スパンレーシングのエンジンは、ヘッドに『LSX376』と入っています

そしてLSXというのは本来エンジンブロックの名称だそうで、376と454というモデルがあります。これはそのまま排気量(キュービックインチ)で、376は約6.2L、454のほうは約7.4Lというわけです。なお、376のほうは過給器を併用することが多く、スパンレーシングのスープラも、この376のほうを使っています。

そして、このLSXは社外品ではなく、シボレーが販売しています。ブロック単体でも買えるそうですが、コンプリートエンジンも販売していて、スパンレーシングが使っているのはこのLS3ベースの376のコンプリートエンジンです。

細かいレギュレーションがある場合は、ブロック単体を買って、いろいろな部品を調整して組むのがいいそうですが、D1GPのようにエンジンの規制の少ない競技ならコンプリートエンジンを使うのがいいようです。

スパンレーシングのターボ
EXマニホールドもワンオフ品ではなく、このエンジン用に市販されているキットのものだそうです

また、スパンレーシングのエンジンはギャレットのG30-770タービンを2基使ったツインターボ仕様ですが、これも市販されているキットだそうです。

注目すべきは、その価格。エンジン本体だけで120万円くらい。タービンキット等をあわせても300万円かからずに、この1300psオーバーのパワーを出せるユニットが入手できてしまうというのです。「1馬力にかかる金額がいちばん安いエンジンだと思います」と奥野サンはいいます。

●V8エンジンは追走向きかも

中村選手の追走
中村選手はこのV8エンジンを投入してからの4ラウンドすべてで決勝まで勝ち上がっています

さて、実際V8エンジンの戦闘力はどうなのでしょうか? 中村選手は「トルクあるし、何速でも待てるし(※追走の後追い時に、あまり前に進むことなくホイールスピンさせてドリフトを維持すること)、シフトアップで加速するし、いろんな技の引き出しが使えます。やりやすいですよ。最高です」といいます。

かつてV8エンジンを使ったことがあるものの、その後トヨタの2JZエンジンに替えて2020年にチャンピオンを獲った小橋選手は、V8は「ピックアップのよさが魅力です。2000rpmからドリフトできました。エビス西コースの1コーナー立ち上がりなんかは圧倒的によさそう。

ただ、上が伸びないエンジンなので、どんどんシフトアップして低中回転を使って走る必要があるんですけど、当時ボクが使っていたミッションは4速だったので、オートポリスみたいに直線が長いところではキツかったです。

あとは壊れたときに部品がすぐに入手できないこと。そのへんが理由で、2JZに替えちゃったんですけど、そういう問題がクリアできればけっこういいエンジンだと思います。また乗ってみたいとは思ってます」

とのことです。その点、中村選手は相性のいいミッションを使えているのでしょう。

部品の入手に関しては、奥野サンは「もうスペアパーツはひととおり持っていたほうがいいと思います。安いので」といいます。また、オイル管理がややシビアなのと、国産DOHCの感覚で使うとよくなかったりと、アメリカンV8ならではのノウハウは多少あるようです。

さて、競技のほうは、土曜日に行われた第4戦で、横井選手が単走優勝。

そして、第4戦のラウンド優勝は目桑選手でした。

翌日の第5戦では、松山選手が単走も追走も優勝しました。

なお、アメリカンV8エンジンを使う中村選手は、猛烈な走りで両日ともに決勝に進出しました。V8エンジンが活躍すると今後D1GPにもV8が増えていくかもしれませんね。

D1GP次戦は10月22日(土)~23日(日)。大分県のオートポリスで開催です。

D1GPの情報は下記、公式サイトをご覧ください。

(文:まめ蔵/写真提供:サンプロス、まめ蔵)

【関連リンク】

D1GP 公式サイト
https://d1gp.co.jp

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