昨日まで普通に走っていたのに、さっきパーキングに停めるまで問題なかったのに、エンジンがかからなくなった……。これは猛烈に焦る。でも、慌てずに原因を探せば多くの場合は始動できる。このチェックポイントだけは覚えておこう!
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エンジンがかからなくなった、その原因は?
冬場などに何カ月も動かしていなくて、いざ乗ろうとしたらエンジンがかからないような場合は、バッテリー上がりや、故障や劣化など様々な原因が考えられる。転倒した後などは、やはりどこかが破損したために始動できないことはあるだろう。
このような、ある程度の要因が分かっているならばまだ話は早い。自宅ならば「仕方ないなぁ」とまだ諦めもつく。
しかし、さっきまで普通に走っていたのにパーキングで休息して走り出そうと思ったらエンジンがかからないケースもある。外出先だと、意外と焦り、慌てる。
こんなときは故障ではなく、ちょっとした操作ミスや安全装置が作動している場合が少なくない。あっけなくエンジンがかかることも多い。落ち着いてチェックしていこう。
まずは「安全装置」をチェック!
まずは「安全装置」をチェックしよう。もっとも多いのが、次の4パターン。
1つめはキルスイッチ。最近のモデルはスターターボタンとキルスイッチを兼用する車種も増えており、このミスは起こらなくなりつつある。でも、とにかく確認。キルスイッチがOFF(STOP)でもセルだけ回る車種はある。これに気づかずセルを回し続けてバッテリーが上がってしまうパターンもある。必ず確認しよう。
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2つめはニュートラル。
3つめクラッチレバー。
4つめはサイドスタンドだ。
ギヤが入っている(ニュートラルではない)のにセルを回して車両が飛び出してしまう事故を防ぐため、この3カ所が連動してエンジンをかからないようにしているバイクが多い。それぞれの状態を確認しよう。
いずれの箇所も機械的なスイッチで機能させている。操作に問題がなくてもちょっとした接触不良を起こしたことで、セルモーターが回らなかったりエンジンが始動しない場合はある。キルスイッチをオン/オフしたり、ギヤをいったん1速に入れてニュートラルに戻したりといったことも試してみよう。
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