Monday, January 25, 2021

ANA国際線、運航規模半減 16路線運休・延期、21年度計画 - Aviation Wire

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 全日本空輸(ANA/NH)は1月26日、2021年度の国際線事業計画を策定したと発表した。3月28日から始まる夏ダイヤでは計画していた5路線の開設を延期するほか、成田-サンフランシスコ線など既存11路線を運休する。2021年度夏ダイヤの運航規模は、前年同期(20年夏)と比較し、約半減する。

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21年度の事業計画で国際16路線を運休・延期するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運休や開設延期となった16路線のうち、開設延期は羽田発着のサンノゼとストックホルム、ミラノ、イスタンブール、モスクワの5路線。運休は11路線で、成田発着のサンフランシスコとニューヨーク、ウラジオストク、デュッセルドルフ、台北(桃園)、プノンペン、ジャカルタ、ムンバイ、チェンナイ、パースのほか、関西-香港線も対象となる。

 減便は3路線で、このうち増便予定だった羽田発着のロサンゼルスとシドニーの既存2路線は、増便を延期。ロサンゼルス線は週7往復(1日1往復)、シドニー線は週5-7往復を運航する。2020年度は週21往復を計画していた羽田-バンコク線は、週7-14往復に減便する。

 ANAは運休や開設延期となった路線の再開時期について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の終息で需要回復を見込む時期に検討すると説明。既存路線についても、感染状況やワクチン、入国制限の状況により増減を判断するとした。今回の計画は国土交通省航空局への申請上のもので、実際の運航は従来通り、増減を毎月見直して判断するという。

 このほか、2020年度内に進めるボーイング777型機の早期退役により、大型機の機数を半減。燃費の良い787を長距離路線を中心に投入し、運航コストの抑制や収益性の改善を図る(関連記事)。

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