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米 マイクロソフトの昨年10-12月(第2四半期)決算は、アナリストの予想を上回る17%の増収となった。企業向けクラウドサービスや在宅勤務者を支援するソフトウエアの旺盛な需要が寄与した。発表を受け、株価は時間外取引で上昇した。
26日の発表資料によると、売上高は431億ドル(約4兆4700億円)と、ブルームバーグ集計のアナリスト予想平均(402億ドル)を上回り、14四半期連続の2桁増収を達成。純利益は155億ドル(1株当たり2.03ドル)。アナリスト予想は1株当たり1.64ドルだった。
クラウドサービス「アジュール」の収入は50%増加。クラウドへの移行を多くの企業が加速させている状況を反映した。同四半期は、パソコン販売の急増もマイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」事業への追い風となった。また、ゲーム事業の売り上げは四半期ベースで初めて50億ドルを上回った。
マイクロソフトの株価は時間外取引で一時約4.7%上昇。10-12月にはS&P500種株価指数が12%上昇したのに対し、マイクロソフト株は5.7%の上げにとどまっていた。
同社の3部門の10-12月期売上高はいずれもブルームバーグが集計したアナリストの予想平均を上回った。クラウドベースのソフトウエア「オフィス365」の企業向けバージョンの収入は21%増加。ライセンスを付与された企業ユーザー数が15%伸びた。消費者向けの「マイクロソフト365」の加入者は28%増加し4750万人となったと、エイミー・フッド最高財務責任者(CFO)がインタビューで明らかにした。
ゲーム事業「Xbox(エックスボックス)」のコンテンツとサービスの収入は40%増加し、ハードウエア売上高は86%増えた。同社は昨年11月にXbox新型機「シリーズX」と「シリーズS」を発売した。
「プレイステーション」と「Xbox」供給不足、ゲーム売り上げに打撃
同社が公表した3部門の1-3月(第3四半期)売り上げ見通しもアナリストの予想を上回った。
原題: Microsoft Sales Climb 17%, Lifted by Robust Cloud Demand (3)(抜粋)
(決算の詳細を追加して更新します)
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