「新型コロナウイルスのワクチンをすぐ接種できる。受けますか?」。今、こんな誘いがあったら、あなたはどう反応するだろうか。
ワクチン接種が欧米で始まってから1ヵ月が過ぎた。すでに世界40ヵ国・地域以上で予防接種が開始され、発展途上国も次々にスタートを切っている。
しかし、日本では厚生労働省が安全性や有効性の審査を進めている段階で、承認されれば、2月下旬をめどに医療従事者から接種が開始される計画だ。3月下旬に高齢者、4月以降に基礎疾患のある人と続き、広く一般に接種できるのは、さらにその後となる。
感染の拡大防止で後手に回り、ワクチン接種も世界の周回遅れ。それが先進国・日本の現実の姿なのだ。煮え切らない菅義偉首相の決断を待つことなく、先行して「ワクチン接種を受けたい」と希望する人もいるのではないだろうか。
冒頭の接種の呼び掛けは、実際にあった話である。昨年12月、沖縄の米軍基地で働く日本人従業員が「間もなく接種が始まる。みなさんもどうか」と同じ職場の米兵にワクチン接種を勧められた。
「声を掛けられたけど、どうすればいいだろうか」。迷った日本人従業員は加入する労働組合の全駐労沖縄地区本部に問い合わせた。全駐労沖縄は、雇用主である防衛省に連絡した――という流れである。
全駐労沖縄本部=全駐労のホームページより
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