ロイヤルエンフィールドの伝統と最新技術が融合
ロイヤルエンフィールドの最新モデル「スーパーメテオ650」が、2023年7月に日本へ上陸しました。ツーリングに適したクルーザースタイルの車体に、空冷の並列2気筒エンジンを搭載する同ブランドの最新モデルです。
ロイヤルエンフィールドは1901年に英国で創業。クルーザーというバイクカテゴリーが確立される以前の1950年代から、米国向けに2気筒エンジンを搭載した「レディッチ・スーパー・メテオ」というモデルを生産していました。このモデルはまさにクルーザーと呼べる仕立てで、新しい「スーパーメテオ650」にもその遺伝子が受け継がれています。
「スーパーメテオ650」に搭載されるエンジンは、伝統を感じさせる空冷のパラレルツイン。同ブランドの「INT 650」や「コンチネンタル GT650」にも採用される評価の高いパワーユニットです。最高出力は47ps、最大トルクは52.3Nmを発生し、高速クルージングも余裕を持って楽しむことができます。
フレームは、ロイヤルエンフィールドの子会社であり、MotoGPなどに参戦するレーシングバイクへのフレーム供給やコンプリートマシン制作などを手がける“Harris Performance(ハリス・パフォーマンス)”と共同開発されたもので、低重心と優れた高速安定性が魅力。ホイール径はフロント19インチ、リア16インチのクルーザーらしいセレクトで、シート高は740mmのため良好な足つき性を実現します。
フロントフォークは同ブランド初となる倒立タイプで、ショーワ製の“SFF-BP(セパレートファンクション・フロントフォーク-ビッグピストン)”を採用。良好な作動性と路面追従性を確保しています。ヘッドライトもロイヤルエンフィールド初のLEDタイプですが、シルエットはクラシックな仕上がりです。
●ツーリング向けの装備をプラスしたグレードも設定
グラマラスな造形のガソリンタンクは、容量15.7リットルとツーリングに十分な容量を確保しています。流麗なタンクからつながるシートは細く絞り込まれていて、足つき性を向上させるとともに、魅力的なボディラインを形成しています。
メーターパネルはアナログのスピードメーターと、デジタル表示を組み合わせたもの。その横には“Royal Enfield Tripper(ロイヤルエンフィールド・トリッパー)”と呼ばれる、ターン・バイ・ターン式ナビゲーションも備えています。
ステップは前方に位置するフォワードコントロールタイプで、シフトレバーは一般的なつま先での操作に加え、カカトで踏むことでシフトアップできるシーソー式を採用。街乗りやツーリングでも操作がしやすくなっています。
シンプルなスタンダードモデルに加えて、大型のフロントスクリーンやバックレストつきのツーリングシートを装備したグレード「Tourer」もラインナップ。長距離ツーリングをさらに快適にする装備類とツートーン仕上げのカラーが上質感を醸し出しています。
クラシカルな印象ながら、人間工学に基づいて設計された樽型グリップや、アルミキャスティングのスイッチボックスなど、細かなパーツも伝統を感じられる仕上がり。スイッチ類にも独自のロータリー型を継承するなど、人とはひと味違うクルーザーバイクを求めるライダーにはたまらないモデルといえそうです。
●製品仕様
■スーパーメテオ650
・価格:97万9000円〜
・サイズ:2300×890×1155mm
・シート高:740mm
・重量:241kg
・エンジン:648cc空冷並列2気筒SOHC4バルブ
・最高出力:47ps/7250rpm
・最大トルク:52.3Nm/5650rpm
・燃料タンク容量:15.7リットル
■スーパーメテオ650 Tourer
・価格:103万9500円
・サイズ:2300×890×1380mm
・シート高:740mm
・重量:244kg
・エンジン:648cc空冷並列2気筒SOHC4バルブ
・最高出力:47ps/7250rpm
・最大トルク:52.3Nm/5650rpm
・燃料タンク容量:15.7リットル
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