22日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比125円41銭(0.44%)安の2万8631円45銭で終えた。日経平均は前日におよそ30年5カ月ぶりの高値を更新しており、高値警戒感から幅広い銘柄に利益確定の売りが出た。日経平均の下げ幅は一時200円を超えた。一方、相場の先高観は崩れておらず、業績に期待できる銘柄は買われた。
来週から国内主要企業で決算発表が本格化するため、様子見姿勢の投資家が多かった。英タイムズ紙が東京五輪について「日本政府が新型コロナウイルスの感染拡大で中止せざるを得ないと内々に結論づけた」と報じた。電通グループなど関連銘柄に売りが出たが、「すでに五輪効果への期待は薄く、相場全体への影響は限定的」(運用会社ストラテジスト)との指摘があった。政府はタイムズの報道を否定した。
半面、世界での需要拡大期待が続く半導体関連株の一角が買われた。中国景気の回復で成長が見込まれるファクトリーオートメーション(FA)関連銘柄なども物色され、相場を支えた。業績予想を上方修正した銘柄にも買いが入った。
JPX日経インデックス400は反落。終値は前日比23.46ポイント(0.14%)安の1万6866.20だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、4.00ポイント(0.21%)安の1856.64で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆3734億円。売買高は12億1752万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1416と、全体の約65%を占めた。値上がりは694、変わらずは80銘柄だった。
JFE、日本製鉄が売られた。MS&AD、東京海上、第一生命HDも安かった。一方、資生堂、東電HDが買われた。パナソニック、シャープ、富士通も高かった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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